文字サイズ
標準
大きく

毎日やろう、感染対策者のための英語講座62

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

   手袋は毎度替える?2

I「では、まず文献探しをしましょうか」
M「どっからでもかかってきなさい」
I「いや、あなたがやるんですよ。いろいろなやり方がありますが、ここではまず国際的なガイドライン探しからやってみましょう」

M「日本のガイドラインじゃダメですか?」
I「日本のガイドラインは玉石混交で、信頼性を欠く場合も多いのです。"化学療法のジップロック"で分かったでしょ。まあ、"玉"もあるので日本だからだめってことはありませんが、いずれにしても国際的なガイドラインに何が記載されているかを確認するのは有用です。この点についてはあとでもすこし説明しますね」

M「どうやってガイドラインを探すんですか」
I「じゃ、簡単なとこからグーグルしてみましょう」
M「問題は、単語ですよね。"採血"ってなんて言うんだろ」
I「専門用語ではphlebotomyといいます」
M「あんだって?」

I「phlebotomy, "ふれぼとみー"と読みます。"ぼ"にアクセントがあります」
M「全然、とっかかりがない単語ですね」
I「phlepsというのがギリシヤ語で"静脈"って意味なんです。-tomyは切断とか切除という意味です。静脈炎は"phlebitis"でした。-itisは炎症でしたね」
M「ギリシャ語語源、分かりにくいですね」
I「そうですね。ぼくもギリシャ語は勉強してなくて、とくにギリシャ文字(αとかγとか)で書かれるとまったく歯が立ちません。いつか勉強したいと思ってます(遠い目)」
M「バカなの?」

I「(無視)ただ、こういう専門用語がパッと出てこないこともあります。あと、ぶっちゃけ英語圏の患者さんにも理解できない可能性が高いです。なので、俗語も知っときましょう。採血は"blood drawing"といいます」
M「あ、これならとっかかりを感じます。では、blood drawing, guideline、と。あ、でてきました。WHOのガイドラインですね」
I「では、これを丁寧に読んでいきましょう」
M「あんだって?」
I「ドリフのババアか」

   英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・英語にも専門用語と俗語がある。両方知っとくのが大事。

今日学んだ単語:phlebotomy, phlebitis, blood drawing

[楽園はこちら側 2016年8月23日より転載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

偽薬と認識したうえでの服用効果の研究は珍しい。

笑っただけで「あっ!」「出ちゃったかも」

11月11日現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事
関連サイト

独自の視点でビジネス&メディアをウォッチ。毎日更新。

J-CASTニュース

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア

都道府県を自動判別する日本初の地域ポータルサイト

Jタウンネット