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寝る前10分のヨガストレッチで 更年期症状とうつが改善

   40代後半から50代前半に、女性が迎える更年期。めまいや頭痛、ほてり、イライラなど、さまざまな症状が現れる。こうした不調を和らげるのに、寝る前10分間のストレッチが有効であることが、最新の研究で明らかになった。

意外? ストレッチ効果の実証は世界初

   研究を行ったのは、公益財団法人明治安田厚生事業団 体力医学研究所の甲斐裕子主任研究員らのグループ。論文は北米更年期学会雑誌「Menopause」2016年8月号に掲載された。

   これまで、ジョギングやエアロビクスなど中強度の運動が、更年期症状や抑うつを改善することは研究されてきたが、ストレッチなどの低強度の運動の効果を明らかにする研究はなかった。今回、世界で初めて実証された。

ストレッチプログラムの詳細 出典:永松俊哉ら, 体力研究110; 1-7, 2012
ストレッチプログラムの詳細 出典:永松俊哉ら, 体力研究110; 1-7, 2012

   甲斐氏らは、ホットフラッシュ(顔のほてり)の症状がある女性が強い運動をすると、かえって症状を誘発してしまうケースがあることや、仕事や家事で忙しく、運動の時間をとることが難しい女性が多いことなどから、気軽にできるストレッチに着目。しかも「寝る前たったの10分間」というハードルの低さで、更年期症状と抑うつの改善効果があるかどうかを調べた。

   研究グループは、何らかの更年期症状がある、働く女性40人(平均年齢51歳)を対象に介入研究を実施。3週間にわたり、20人には毎晩、ヨガのポーズを取り入れたストレッチを就寝直前に10分間行ってもらい、残りの20人には普段と同じ生活を続けてもらった。

   その結果、ストレッチをした女性は、更年期症状にみられるほてり、動悸、冷えなどの「血管運動神経症状」、イライラ、不眠などの「精神神経症状」、疲れ、肩こり、腰痛などの「運動器症状」のいずれも改善され、これらを指数化した「簡易更年期指数」の合計は、正常レベルにまで下がった。さらに、抑うつ度にも有意な低下がみられた。

   甲斐氏は、今回の研究の結果について「当初の予想以上の成果」と評価する。

「本研究からは、メカニズムまではわかりませんが、ストレッチが交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを高めるという報告があります。また、我々の研究では、寝る前のストレッチで寝つきがよくなることもわかっており、これらが影響したのではないかと考えています」

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偽薬と認識したうえでの服用効果の研究は珍しい。

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