文字サイズ
標準
大きく

伴侶の死

as_20160920104447.jpg

   先週の学会から引きずっている想いがある。

   形成外科学会の名誉会員には、ぼくと同じ昭和6年生まれが数カップル居るが、その一人から配偶者をこの6月に亡くした、特に公にはしてないが、と聞かされた。

   発見した時はもう末期の癌で、あと6ヶ月と言われてから8年持ったので、それなりの覚悟はできていたけど、もっと「話し」がしておきたかった、と述懐されたのが未だに堪えている。

   ご主人の方は僕と同年ということだけでなく、学会の仲間の内でもなんとなく気の合ういわばポン友である。

   仲の良い夫婦だった。就眠儀式ではないが、"額を軽くポンポンと叩くと、すぐ眠りにつくんですよ"、とはその奥さんの言だった。年をとるということは、仲間が一人ずつ減っていくことである。

   90歳を過ぎた頃のお袋の言葉を今思い出す。
「信幸ちゃん、ねぇ。兄弟や友達がだんだん減ってもう一人ぼっち。生きていてもしょうがないわ」

   「加齢」を「華麗」と書き換え、「アンチエイジング」を「サクセルフルエイジング」の呼び変えようたりしても、なぜか虚しく感じられるのがこの「現実」である。

[アンチエイジングブログ! 2016年9月18日より転載]

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 AACクリニック銀座 名誉院長

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

偽薬と認識したうえでの服用効果の研究は珍しい。

笑っただけで「あっ!」「出ちゃったかも」

11月11日現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事
関連サイト

独自の視点でビジネス&メディアをウォッチ。毎日更新。

J-CASTニュース

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア

都道府県を自動判別する日本初の地域ポータルサイト

Jタウンネット