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毎日やろう、感染対策者のための英語講座77

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

I「では、アブストラクトを順番に読んでいきましょう。今日はBackgroundです。アジスロマイシンを予防用に使う、というアイディアがどこから来たのかが分かります。

The addition of azithromycin to standard regimens for antibiotic prophylaxis before cesarean delivery may further reduce the rate of postoperative infection. We evaluated the benefits and safety of azithromycin-based extended-spectrum prophylaxis in women undergoing nonelective cesarean section.

では、ひとつづつやっていきましょう。

the addition of azithromycin to standard regimens、標準レジメンにアジスロマイシンを追加

for antibiotic prophylaxis before cesarean delivery、帝王切開前の抗菌薬予防に、

ここまでが主語

may further reduce the rate of postoperative infection. 術後感染発生率をさらに減らすかもしれない。

We evaluated the benefits and safety of azithromycin-based extended-spectrum prophylaxis 我々はアジスロマイシンベースのスペクトラムを広げた予防の利益(benefits)と安全性(safety)を吟味した(evaluated)。

誰に?
in women undergoing nonelective cesarean section. 予定手術ではない帝王切開を受ける女性に、、」
M「でも、なんでアジスロマイシンなんでしょうね」
I「そうですね。アブストラクトではそのへんはわからない。ので、本文を読む必要があります。

It has been thought that the efficacy of such prophylaxis was due to coverage for ureaplasma species, which are commonly associated with infections after cesarean section.

とあり、βラクタムでカバーしないureaplasmaの関与が考えられるためのようですね」
M「なるほどお、アブスト読むだけじゃだめだってよく言いますもんね」
I「いや、Mさんの読み方でよいと思いますよ。アブスト読んで、分からなければさらに本文を読む。疑問を持ちながらアクティブに読み込む姿勢は王道だと思います」
M「たまに褒めてくれるんですね」
I「というわけで、ランチ代はMさんんのおごりということで、、、」
M「だめです。返してください」

   英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・アクティブリーディングをしよう。読むー>疑問ー>疑問に答える部分をさらに読む。

今日学んだ単語:benefit, safety, evaluate

[楽園はこちら側 2016年10月4日より転載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

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