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がん発見時のステージは? やっぱり「すい臓」が最悪だった

少しでも発見率を上げるために検診を
少しでも発見率を上げるために検診を

   国立がん研究センターは、全国のがん診療連携拠点病院421施設で、2014年1~12月にがんと診断された症例の診療情報を報告書にまとめ、「2014年がん診療連携拠点病院等院内がん登録全国集計報告」として公開した。

   今回の集計では、従来の胃、大腸、乳房、肝臓、肺の主要5部位に加え、食道、子宮頸部、子宮内膜、膀胱、甲状腺、膵臓、前立腺の7部位を加えた12部位の集計が実施された。

   全登録数は67万205件で、昨年と比較して集計対象施設が12施設増加したため、登録数は1万3933件増加。部位別集計では、2013年全国集計と同様大腸がもっとも多く、次いで胃となっている。

   また、今回の集計では、がん発見時のステージ(0~4期までの進行状況。4期が多臓器に転移した重篤な状態)が部位によってどの程度異なるかを分析。ステージの分類は、がんの拡大の仕方やリンパ節、他の臓器への転移の有無で判断する「UICC TNM分類(第7版)」を基準としている。

   主要5部位の分析結果を見ると、胃は1期の割合が最も多く 63.0%。大腸は全ステージ平均して15%程度となっている。肝臓は1・2期が約80%を占め、肺は1期が40.4%で最も多いものの、4期も32.1%と次いで多い状態。乳房は1・2期が全体の70%以上となった。

   主要部位以外では、すい臓がんは、発見時に4期だった割合が43.4%と他の部位に比べて高く、早期発見の難しさが改めて確認された。

   一方で、子宮頸部は0期が61.2%となっており、ぼうこう、前立腺、甲状腺なども0~1期が50%以上だった。こうした部位は、定期健診やがん検診の浸透、検診方法の進化によって早期発見率が高まっていると推測されている。

   報告書の全文は、同センターが運営するウェブサイト「がん情報サービス 」で2016年9月26日から公開されている。

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