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毎日やろう、感染対策者のための英語講座81

岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)
岩田健太郎(神戸大学感染症内科診療科長・国際診療部長)

I「さ、今日はみなさんの大好きなNew England Journal of MedicineのPerspectiveです」

M「(嫌味は無視、、、、)Perspectiveってなんですか」

I「遠近法とか、奥行きという意味もあるのですが、ここでは「全体像」とか「大局観」ってとこですね。日本の医学誌ではこういうタイプの論文が掲載されることはあまりありませんね。ぼくが知る限りでは、「医学教育」がこの手の論文を掲載してますが、、、」
M「I先生がよくいう「大きな話」ですね」
I「そう、官僚とか大学教授がやりがちな「小さな話」ではなく、です」

M「で、本日のお題は?」
I「Vaccine Refusal Revisited ? The Limits of Public Health Persuasion and Coercionです。
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp1608967?query=featured_home
M「なんかタイトル難しい」
I「はい、vaccine refusalはワクチン拒否。revisitedは再訪って意味ですが、よく英文で使われる手法です。ぼくの理解では、シェークスピアの「テンペスト」で「Brave New World(素晴らしき新世界)」というのがあって、これをもじったオルダス・ハクスリーが「Brave New World Revisited」というエッセイを書いてるんです。英語圏ではシェークスピアとかハクスリーを引用するのは教養の証みたいなもので、みんなやるんです」
M「なるほど」

I「で、the limits of public health persuasion and coercionは公衆衛生の説得や強制の限界って意味です。coercionは比較的珍しい単語ですね」
M「ふむふむ」
I「ぼくが大学生の時に三好敏博先生がもっていた英語講座のテキストがA. ハクスリーの「Brave New World Revisited」でした。懐かしいです」
英語は難しくありません。少しずつ学んでいきましょう。

今日のポイント
・シェークスピアなどの引用に気づくと英語はさらに楽しい。

今日学んだ単語:perspective, coercion

[楽園はこちら側 2016年10月10日より転載]

楽園はこちら側
http://georgebest1969.typepad.jp/blog/

この記事の監修・執筆医師

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