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ヤバイぞ、オープンキッチン 食べる量が増えていた

調理する側にとっては開放的な方がうれしいが(画像はイメージ。記事との関連はありません)
調理する側にとっては開放的な方がうれしいが(画像はイメージ。記事との関連はありません)

   キッチンとダイニングの間取りが摂食量に影響しており、よりオープンな間取りになるほど量は増加している――オープンキッチンの意外な問題点を指摘する研究結果が、米ノートルダム大学のキンバリー・ローリングス助教授とコーネル大学のナンシー・ウェルズ博士によって発表された。

   研究は、57人の学生を数グループに分類し、いくつかの異なる間取りのパターン下でビュッフェスタイルの夕食を提供するというもの。

   食事はコーネル大学の食品研究所の食堂を利用して提供され、間取りは折り畳み式スクリーンや鏡によって調整しており、食堂と調理場の開放度によって「閉鎖的(調理場と食堂が独立している)な間取り」から「開放的(両者がつながってオープンキッチンになっている)な間取り」までを再現している。

   その結果、開放的になるほど学生が食事を多くとったり、おかわりをする回数が顕著に増加し、閉鎖的な間取りに比べ、摂食量が平均170キロカロリー増加していた。

   ローリングス助教授は、「米国の平均的な成人は、摂食量を一日50~100カロリー程度減らすだけで、0.5~1キログラム年間平均体重を減らすことができるとされている」としたうえで、今回の結果は、住宅のキッチンや教育機関、職場のカフェテリアの間取りを再考するきっかけになるのではないか、とコメントしている。

   ただし、研究はオープンキッチンを否定しているわけではなく、摂食量増加の原因が「(オープン化によって)キッチンがディスプレイされている状態」にある可能性を指摘しており、料理をカウンター越しに渡すのではなく、ダイニングテーブルに食べる分だけを並べるといった方法で、摂食量を抑えることができるという。

   発表は、2016年8月19日、環境心理学分野の専門誌「Environment and Behavior」オンライン版に掲載された。

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参考論文
Effects of Floor Plan Openness on Eating Behaviors.
DOI: 10.1177/0013916516661822

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