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再生医療にも注目が集まる アンチエイジング研究と医療のいま

見た目に有効な再生医療とは

   近年、アンチエイジング医療で注目されているのが、自分の細胞を利用して組織を回復する「再生医療」だ。見た目に関わる形成外科や美容医療分野でも治療が行われている。医療提供機関として届け出されているのは、2016年6月30日現在で1099件だ。

   研究会では、自治医科大学形成外科教授の吉村浩太郎氏が、再生医療のメリット・デメリットなど基礎知識から、最新の再生医療の手法までを紹介した。吉村氏は、脂肪吸引などから得られる脂肪幹細胞を用いた再生医療を専門としている。脂肪幹細胞を使って傷を早く治したり、炎症を抑えたりするほか、乳房再建、顔面の若返りなどにも使われる。

   そのほか、日本で行われている再生医療についても講演があった。関西医科大学の形成外科学講座教授の楠本健司氏は、多血小板血漿治療(PRP)を用いたアンチエイジング法を紹介。PRPは、自分の血液を加工して、血小板を濃縮・活性化させ、治療したい箇所に注入する治療法だ。創傷治癒や関節炎、歯周病、骨折治癒、骨再建などのほか、顔のシワ、育毛などへの応用もあるとした。

   湘南鎌倉総合病院の形成外科・美容外科部長を務める山下理絵医師は、熱傷治療で日本でも成果を上げている皮膚培養を取り上げた。また、現在日本では法律により治療できないが、技術的には、髪の毛のある男性から幹細胞を取り出して発毛させるところまで進んでいるという。

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