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トレーニングの維持に効果的なのは? より楽しむために4つの要素

苦しいだけではトレーニングは続かない
苦しいだけではトレーニングは続かない

   トレーニングを継続するためには、「トレーニングを楽しむ」というポジティブな感情が重要であり、とくに達成感や他者との交流といった4つの要因によって楽しい感覚は高められるとする研究結果を、独フンボルト大学ベルリンのベンジャミン・ヴィエンケ博士とダルコ・ジェカウク博士が発表した。

   健康維持や減量のためには習慣的な運動が不可欠だが、自発的にジムに通い始めた人でも、50%が6か月以内にトレーニングをやめてしまうという。両博士は、トレーニングへのモチベーションが維持できない人が少なくない理由について、定期的かつ長期的に運動を実施している人の心理状態を分析し、原因を探ることにした。

   分析対象としたのは、若年~中高年までの幅広い年代で、現在までに5年以上、個人もしくはチームでのスポーツやトレーニングに取り組んでいる健康な男女24人。

   まず全員に、日常の生活習慣や運動習慣について考えていることや、長期間かつ定期的に運動に取り組む際の感情的な反応に関する詳細なインタビューを実施し、何をモチベーションにつなげているかを調査した。

   すると、全員が肯定的感情につながる状況、つまり「楽しむ」ことがモチベーションつながると答えていることがわかった。さらに聞き取りをおこない、「何に対して楽しみを見出している、感じているか」を分析したところ、大きく4つの要因が判明したという。

   ひとつ目は「達成感」で、競技やトレーニングで好成績を収める、難しい技に成功するなど自身の進歩を感じることが、楽しみの中でも最も大きい部分を占めていた。

   2つ目は「他者とのコミュニケーション」で、集団競技のチームメイトなどではなく、ジムで誰かと話す程度の関係でもよい。3つ目は「新規性のある経験」、4つ目は仕事や日々の生活の悩みを忘れられる没入感、もしくは心地よい身体疲労感だった。

   ヴィエンケ博士は、今回の研究は被験者数が少数であり、人数を拡大して大規模な検討をおこなう必要があるとしつつ、「体重や消費カロリー数のみにとらわれるのではなく、これら4つの要因をうまく取り入れ、楽しもうとすることが、トレーニングの継続につながるのではないか」とコメントしている。

   発表は2016年8月29日、オープンアクセスの論文誌「frontiers in Psychology」に掲載された。

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考論文
A Qualitative Analysis of Emotional Facilitators in Exercise.
DOI: 10.3389/fpsyg.2016.01296 PMID:27621718

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