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閉経後の女性は、わずかな運動でも効果あり? 代謝機能の維持や体脂肪の減少、マウスで確認

少しでもやらないよりやるほうがいい
少しでもやらないよりやるほうがいい

   閉経後の女性は、ちょっとした運動をするだけで、心血管疾患や2型糖尿病を予防する効果が期待できるとする研究結果を、米ミズーリ大学のヴィッキー・ポッター助教をはじめとする研究チームが発表した。

   ポッター氏は米国などの統計で、閉経後に代謝機能の障害に起因する疾患や、急激な体重増加に悩まされる女性が多いことに注目。基本的には代謝機能を高める運動が推奨されるが、もともと活動的でなかった人が急に運動を始めるのは難しい。そこで、わずかな運動でも代謝機能改善や維持効果が期待できるか確認するため、マウス実験をおこなった。

   実験では、卵巣を除去した高齢の雌のマウス30匹を対象に、高脂肪食を与え、運動量の違いがエネルギー消費量やインスリン感受性、体重、食物摂取量、身体組成、タンパク質の発現量などに、どの程度影響を与えているか分析している。

   運動量は、マウスを入れたケージの中に設置されている回し車の走行距離で判定しており、「高身体活動」だと確認されたマウスは、「低身体活動」マウスの5倍以上の距離を走行していた。

   当初は、「低身体活動」マウスの調査項目はすべて悪化していると予想されていたが、インスリン感受性は「高身体活動」マウスと同等に保たれており、体脂肪も50%減少していることが確認された。

   ポッター氏は、あくまでマウスでの知見であるとしつつも、「低レベルの身体活動でも、代謝機能の改善や維持ができる可能性がある」とコメント。

   人間での低レベル身体活動の例として「定期的に散歩をする」「エレベーターではなく階段を意識して使用する」「初心者向けフィットネスなどに参加する」を挙げ、活動量計などを活用することも効果的であるとしている。

   発表は2016年9月23日、米国スポーツ医学会誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」オンライン版に掲載された。

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考論文
Voluntary Running Attenuates Metabolic Dysfunction in Ovariectomized Low-Fit Rats.
DOI: 10.1249/MSS.0000000000001101 PMID:27669449

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