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職業と外見の関係から「魅力」を探る(下) 結局、美しいほうが得?

   職業と人の外見的な印象や魅力の関係について、専門家である川畑秀明氏(慶應義塾大学文学部心理学准教授)が心理学などの科学研究の例を紹介しながら、明らかにしていくコラム。

教師の外見が授業の評価を左右する

   前回、「美的」であることが求められる職業(美的労働)があるというお話をしました。

   幸いにも、私たち研究者は外見が良いことを労働として強いられているわけではありません。美的労働に従事する人以外は基本的にそうでしょう。しかし、外見的に魅力が高い人は、その職業においても得をしていることは多くの研究で明らかにされています。

見た目のいい先生は得をする?
見た目のいい先生は得をする?

   例えば、魅力的な外見は就職において有利に働き、外見が魅力的な人物に対して、人はポジティブな態度をとることがたびたび示されてきました。また、魅力的な人は知的で能力が高く、さらに説得力が高いなど社会的技能の面でも優れた人間であるとみなされがちなことも分かっています。

   教師という職業を例に見ていきましょう。教師の外見的魅力が生徒や学生に及ぼす影響について調べた研究から、2つの事例を紹介します。

   米ネバダ大学のウェストフォールらが行った研究では、外見的魅力が高い教師に教わると、学生は高い成績をあげることを示しています。研究では学生に、教師の写真を見ながら音声講義を聞いた後で、講義内容に関する質問に回答してもらいました。写真は魅力的な人物と魅力が低い人物の2パターンを用意しました。結果、魅力的な教師の写真を見ながら講義を受けた学生のほうが、成績が高かったのです。[1]

   また、独マンハイム大学のウォルブリングらによる研究では、教師の外見上の魅力が授業評価に与える影響を検討しています。これによると、教育の質が同一でも、魅力度が高い教師はよい評価が与えられ、学生の授業への出席率も高いことが分かっています。[2]

この記事の監修・執筆医師

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