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「美容」のイメージが強くなってしまったアンチエイジング ――その歴史を振り返る(3)

皮膚も臓器の一部

   本来、アンチエイジングとは、内科的な治療を中心に全身の老化の速度を遅らせ、病気を予防するためにある。しかし、日本のアンチエイジングは発展の過程で、内科的なものと美容的なものに二極化し、一般的には美容のためというイメージが強くなってしまった。

   皮膚も臓器の一部。肌の若返りを目的に治療を始めたとしても、今の内科的な手法で、正しくアンチエイジングを試みれば結果的には全身にもいい影響あっていいはず。別に考えず、統合的に考えてほしいと思っている。

   この10年で老化のメカニズムが少しずつ明らかになり、さまざまな治療法の可能性が議論されるようになった。また、美容医療は手術以外の方法が増え、随分と進歩した。

   しかし、アンチエイジングの基本はライフスタイルにあり、そのための医師による生活指導は、患者自身に続けてもらえないと意味がない。読者の皆さまには、続けることが大事だということを忘れないでほしいと思っている。

[執筆/塩谷信幸 北里大学名誉教授、DAA(アンチエイジング医師団)代表]

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