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これからは高齢者も社会の支え手に 超高齢社会を明るくしたい【医師団からのTEIGEN】

次世代の健康づくりが必要

   個人差はあるものの、准高齢者、高齢者には十分、社会活動(有償、無償労働をはじめとする社会参加)を営む能力のある人がおり、このような人々が就労やボランティア活動など社会参加できる社会を創ることが、今後の超高齢社会を活力あるものにするために大切なのです。

   従来、高齢者とされてきた人々の社会活動は、個々人の健康維持に役立つだけでなく、若い世代の負担を軽減するなど、社会保障を持続可能なものにするためにも重要です。もちろん、有償労働に携わらないという選択肢もある訳で、そのような多様な生き方も許容するのが前提です。

   また、当然ですが、既にフレイル(高齢になることで筋力や精神面が衰える状態)などに陥っている、いわゆる社会的弱者のためのセーフティネットは今まで以上に整備されなくてはいけないと考えています。ただ、高齢者の身体能力の若返り現象がこの後も続くかどうかは保証されておらず、あらためて、食育、体育など、次世代の健康づくりの啓発が必要です。

   われわれの今回の提言が、明るくプロダクティブな健康長寿社会を構築するという、国民全員の願いの実現に貢献できることを期待しています。

[執筆/大内尉義 国家公務員共済組合連合会 虎の門病院院長]

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考資料
(1)内閣府:平成26年度 高齢者の日常生活に関する意識調査
http://www8.cao.go.jp/kourei/ishiki/h26/sougou/zentai/index.html

(2)レポート 第29回日本老年学会総会 シンポジウム1
高齢者に関する定義の再検討―老年学会・老年医学会WGの論議をふまえて、Medicament News 2200号(2015年7月5日)p20-21

この記事の監修・執筆医師

大内 尉義
大内 尉義(おおうち やすよし)

東京大学名誉教授・虎の門病院院長・日本老年医学会前理事長

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