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グルテンフリーで糖尿病リスクが上昇か 米心臓病協会が20万人調査

   米国心臓病協会は2017年3月7~10日、同協会がオレゴン州ポートランドで開催した「Lifestyle and Cardiometabolic Health 2017 Scientific Sessions」でグルテン摂取量が多い人は2型糖尿病発症リスクが低くなっている可能性があるとする研究結果を発表した。

健康な食事のためにはまず正しい知識を
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   グルテンは小麦やライ麦、大麦などに含まれるたんぱく質で、パンなどの弾力性や噛み応えなどを生み出している。「セリアック病」や「グルテン過敏症」など、一部の疾患の患者はグルテンが発症要因となるため、グルテンを除去した「グルテンフリー(グルテン除去)」食品を食べる必要がある。

   しかし、近年健康効果などのエビデンスがないにもかかわらず、健康な人が健康食としてグルテンフリー食品を食べることがブームとなっていることから、同協会が検証を行っていた。

   研究では、米国の看護師、医療従事者を対象とした追跡調査「Nurses' Health Study(1984~2008)」「Nurses' Health StudyⅡ(1991~2009)」「Health Professionals Follow-up Study(1986~2008)」から、19万9794人分の食事データを抽出。グルテン摂取量と健康状態の関係を分析している。

   その結果、大半の対象者は1日のグルテン摂取量が12グラム以下で、この範囲内で最も多くのグルテンを摂取した人は、最も少ない人(1日4グラム以下)の人と比べ、2型糖尿病発症リスクが13%低下していた。

   研究にあたった米ハーバード大学公衆衛生大学院の研究者らは、グルテンフリー食品は、2型糖尿病の予防因子である食物繊維や他の微量栄養素が少なく栄養価が低いためではないかと推測しており、「疾患ではない人のグルテンフリー食品摂取を制限することも考慮したほうがよいのではないか」とコメントしている。

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