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目立つ顔のホクロ、きれいに取るには?

   今回のお悩みは「ホクロ」。口元のホクロはセクシーですが、あまり目立つのも気になるもの...。山下先生のアドバイスは?

診断が重要

Q. 口もとに直径5ミリほどの盛り上がったホクロがあります。会話をしているとき、相手の視線がたびたび口もとにいくのを感じて、落ち着きません。子どものころからコンプレックスだったので、いっそ取ってしまいたいのですが、どのような治療法がありますか?(30代女性)

A. 美容目的でホクロをきれいに取るには、レーザーの治療がよいと思います。ホクロを取りたいというご相談は多く、私が勤める病院でも年間4000件ほどのレーザー治療を行っていますが、中でもホクロを除去する治療が多くを占めています。

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ホクロの中には危険なものも...

   ただし、ホクロには、まったく害がないものもあれば、放置すると命を落とす危険性があるものもあるので、最初の診断が重要になります。後者の場合、レーザーでかんたんに取るわけにはいきません。

   ホクロは、医学用語で「色素性母斑」あるいは「母斑細胞母斑」と呼びます。ひと言で言えば皮膚の良性腫瘍で、メラニン色素を有する母斑細胞が増殖したり、形成異常を起こしたりした状態です。多くは放置しても問題はありません。

   一方で、メラノーマ(悪性黒色腫)という皮膚がんの一種の場合もあります。メラノーマは、母斑細胞が悪性化したもので、皮膚がんの中でも特に悪性度が高く転移が速いため、悪性度に応じた的確な治療を長期にわたり行うことが必要です。抗がん剤や放射線治療があまり効かないため、早期に手術で完全にがんを取れるかどうかが、予後にかかわります。

危険なホクロの見分け方

   メラノーマは痛くもかゆくもないので気づきにくいのですが、以下に「危険なホクロ」の特徴を挙げますので、チェックしてみてください。

1)急激に大きくなってきた。
2)色が濃くなったり、ホクロの中の色に濃淡があったりする。
3)左右非対称で周囲に色がしみ出し、境界がわからなくなって、形が変わってきた。
4)大きなホクロの近くに小さなホクロが出てきた。
5)出血したり、傷ができたりして治らなくなった。
6)今までなかったところに急にホクロができた。

   自分でつつくのは厳禁です。気になるホクロがあれば、医師に相談しましょう。

   メラノーマではなく、美容目的で取りたい場合でも、初診当日に施術を受けることはおすすめしません。診察後、いったん家に帰って、本当に施術したいかどうか、医師の説明が納得のいくものだったかをよく考えてから、決断しましょう。

[執筆:山下理絵 湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科部長]

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