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香り、音、歌詞など五感を刺激! ポジティブな自分をつくる「グッドデザイン」 Aging Style×GOOD DESIGNトークレポート(7/下)

   五感を刺激することで、落ち込んだ気持ちを上げてくれたり、勉強を楽しくしてくれたりなど、ネガティブからポジティブへ思考を切り替えることに着目したプロダクトデザインが生まれている。

   5月19日に東京・丸の内で開かれたAging Styleとグッドデザイン賞によるコラボレーショントークイベント「Aging Style ×GOOD DESIGNトーク」第7弾の中で3社がプレゼンテーションを行った。

視覚でも音楽を感じる

   最初に紹介されたのは、2016年度にグッドデザイン賞を受賞した「Lyric speaker(リリックスピーカー)」。音楽を再生すると、楽曲のイメージに合わせて歌詞がグラフィック化されスピーカーの表面に浮かび上がる。

「Lyric speaker」SIX
「Lyric speaker」SIX

   開発を手がけたのは、映像、広告、ブランディング等を手がける株式会社SIX。

   テクノロジーの進化で歌詞という存在が置き去りになっていたという点に注目し、言葉そのものと向き合う時間を取り戻し、改めて歌詞を深く味わうため、テクノロジーを活用して豊かな暮らしづくりに生かせないかと開発したという。取締役COOビジネスプロダクターの沼田耕平さんは、「発売後、聾学校の先生から生徒に聞かせたいという連絡がありました。後日『初めて音楽に触れられた気がする』と生徒さんから感想をいただき、視覚的に音楽を楽しむツールとしての可能性も秘めていると思いました」と話した。

筆記音を聞くと集中できる

   続いて、子ども向けの学習支援ボード「Write More(ライトモア)」をイシュープラスデザインの川合翔子さんが解説。木製ボード内にマイクとスピーカーが仕込まれており、ボードの上に紙を敷いて文字や絵を描くと筆記音が拡張して聞こえる。

「Write More」イシュープラスデザイン
「Write More」イシュープラスデザイン

   「机に向かう子どもたちの集中力はなかなか続かないが、音を聞くことによって集中できたり、楽しく書けたりする。ライトモアは、視覚と聴覚を組み合わせたプロダクトです。風鈴の音色を聞くと涼しく感じるといったような五感が互いに交わることで新しい感覚を生む『感覚間相互作用』を取り入れて開発しました」(川合さん)。

   筆記音を聞くと夢中なり、美しい線が引けたり、文字を早く書けたりすることが専門家の研究でわかっているという。

香りでスイッチを入れ替え

   最後は、嗅覚に訴えて気持ちを切り替えるソニーの「AROMASTIC(アロマスティック)」。ビジネス、ビューティなど用途や好みに応じてタイプの違う香りが5つ入ったカートリッジを選ぶ。

「AROMASTIC」ソニー
「AROMASTIC」ソニー

   新規事業創造部の藤田修二氏は、「いつでもどこでも自分だけアロマオイルを楽しむことができる、いわば香りのウォークマンともいえる商品です。香りをかぐことで気持ちを切り替え、シーンに合わせた自分らしさをつくり出したり、キープしたりできるお守りのようなアイテムです」と話す。

   イベントに参加した電通デジタル執行役員・並河進氏は「現代は情報量が増えたが、五感をつかってきちんと心の奥から情報を捉える体験が減り、本当の意味で情報に飢えているのではないか」と五感に訴えるプロダクトの必要性を訴えた。

医師・専門家が監修「Aging Style」

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