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日本人の出生体重と平均身長が下降傾向 研究者らは今後の健康人口減少を懸念

   現在の日本人の低出生体重誕生率は20年前の2倍近くに達しており、成人の身長低下を招いている可能性がある――。

   どちらかといえば健康なイメージがある日本の気になる傾向を調査した結果が、国立成育医療研究センターや聖路加大学の研究者らによって発表された。

1980年以降、日本人に何が起きているのか
1980年以降、日本人に何が起きているのか

   研究では1969~2014年に人口統計で収集された6411万5249人の出生時の状態と、1969~1996年に生まれた成人314万5521人の平均身長のデータを分析。数値の推移を調査している。

   その結果、1969年以降上昇傾向にあった平均身長は1980年ごろにピークに達し、男性171.5センチ、女性158.5センチを記録していたが、これ以降徐々に低下。最新の数値を元に算出した2014年生まれの新生児の予測平均身長は男性170センチ、女性157.9センチとなっている。

   この結果とは逆に、出生時に体重が2500グラム未満だった低出生体重児は1980年が最も少なく、その後は増加。現在では平均1500~2000グラムの子どもが倍増していた。

   これらの数値から、研究者らは低出生体重児が増加したことで日本人の平均身長も低下傾向にあると推測している。

   成人期以降の低身長は健康に悪影響を及ぼす可能性があることを示唆する研究は複数存在する。研究者らもこのまま低出生体重が長期的に増加し続けた場合、健康な成人の人口減少にもつながりかねないと注意を促していた。

   なお、今回の研究は低出生体重と平均身長の分析であり、両者の関係や低出生体重児の増加の原因などは調査していない。

論文は2017年8月19日、公衆衛生分野の学術誌「Journal of Epidemiology and Community Health」オンライン版に発表された。

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