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更年期、声のオバサン化は防げる?

   若いころは、高くかわいい声だったのに、いつしか低くて太いオバサン声に...。今回は、「声のアンチエイジング」に関するご相談です。

Q.更年期に入ったころから、声が低くなってきたように感じます。先日、カラオケに行って、以前は普通に歌えた曲が、高い音が出ず、歌えなくなっていることに気づき愕然。活舌も悪くなってきたような...。このままオバサン声になってしまうのでしょうか。声のアンチエイジング法を教えてください。(50代女性)

年齢は声に表れる

A.声って意外と年齢が表れるものですよね。残念ながら、どんなに美しい声も、加齢によって低くなったり、太くなったり、さらにはかすれたり、活舌が悪くなったりと、変化していくことは避けられません。

   声の老化は50代くらいから進み、声質も少しずつ変化します。原因の一つは、発生の仕組みに関係しています。

久しぶりに歌ってみたら...アレ?
久しぶりに歌ってみたら...アレ?

   のどの左右の壁には開閉する襞(ひだ)があり、これを声帯と言います。肺から送り出される呼気がその隙間(声門)を通過するとき、声帯に振動が生じることで、声が出ます。加齢によって声帯が委縮すると、襞を閉じる機能が低下し、声を出しにくくなったり、かすれたりするのです。

   ホルモンの変化も関係しています。男性が思春期に声変わりをするように、女性も更年期になると、女性ホルモンの減少によって、声が男性のように低く、太くなるなど、変化が現れることがあります。また、喫煙や、刺激の強い食べ物を好むなど、生活習慣も大きく影響します。

声が老けると呼吸機能も低下する

   声帯を手術して声を若返らせる方法もありますが、日常の心掛けで、ある程度、声の老化を予防することは可能です。

   もっとも大切なのは、のど(声帯)を守ることです。のどの炎症は、加齢を進めます。喫煙、刺激物の摂取、長時間の会話などで、のどに負担をかけないこと。また、スカーフを巻く、ハイネックの服を着るなど、首周りを保温しましょう。

   乾燥は大敵です。加湿器を使い、部屋を適切な湿度に保ちましょう。手ごろな価格で場所をとらないアロマ加湿器もおすすめ。ユーカリ、サイプレス、ティーツリーなどのオイルは鎮静や殺菌などの働きがあります。外出から帰ったら、うがいも忘れずに。これからの季節は、とくに注意が必要です。

   のどは、発声だけでなく、呼吸や食事をするための重要な器官です。人間は、のどが老化するころに、呼吸機能も衰え始めます。呼吸機能を維持するには、深呼吸が効果的です。

   横隔膜や肋間筋、腹筋などがしっかり動いているのを意識しながら、肺の奥まで酸素が届くことをイメージして深く息を吸い、ゆっくりと吐き出します。手軽にできますから、1日に5回、ぜひやってみてください。

[執筆:山下理絵 湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科部長]

医師・専門家が監修「Aging Style」

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