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まるで苦行「バリウム検査」は何のため?

バリウム検査がどうしても嫌な人は...

●バリウムって何? 副作用はないの?
 ドロドロした液体の正体は、硫酸バリウムという重金属の一種で、白い粉末を水に溶かして使います。最初に1、2口飲んだら、後は一気に飲むよう指示されます。ちびちび味わっていると苦行が長引くので、一息に飲み干すのがお勧めです。まれにアレルギーによるショック症状や、消化管に穴が開く消化管穿孔(せんこう)、腸閉塞などの重篤な副作用が起きる可能性があります。また、おなかの手術をした人は造影剤がうまく排出されないことがあるので、検査を受けられない場合があります。

●検査台の上でゴロゴロ回転させられるのはなぜ?
 回転することによって、胃の粘膜にバリウムがまんべんなく付着します。最後にアームが出てきておなかをぐいぐい押すのは、胃の粘膜を押し広げて、見えにくい場所をくまなく調べるためです。

●翌日になってもバリウムが出てこない。様子を見ても大丈夫?
 バリウムは排出されないとおなかの中で固まってしまいます。渡された下剤は指示通りに飲みましょう。便秘症の人は、そのことを伝えると多めに処方してくれます。当日は水分をたくさん摂ること。ただしアルコールは腸の水分を奪い、バリウムが固まりやすくなるので控えましょう。一般に、出し切るまでには2日くらいかかります。翌日になっても便が出ない場合は、医療機関に相談しましょう。

●どうしてもバリウム検査は嫌。ほかに方法はないの?
 2016年4月、がん検診に関する厚生労働省の指針が改定され、胃がんの検査方法が従来のX線検査だけでなく、内視鏡検査(胃カメラ)も選べるようになりました。ただし、内視鏡検査にも麻酔・鎮痙薬の副作用や、組織生検(検査のために組織を採取する)による出血、また、ごくまれですが、消化管に穴が開いてしまうなどのリスクがあります。いずれも負担に感じる人が多い検査ですが、早期胃がんの5年生存率は97%以上とほぼ完治が見込めます。早期発見のために、定期的に受診しましょう。
[監修/田邉 聡 北里大学医学部 新世紀医療開発センター低侵襲光学治療学教授]

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