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最新テクノロジーは人々の生活に寄り添うことが重要!  ~日本抗加齢協会主催の第2回学術フォーラム~

   12月6日~7日にわたって日本抗加齢協会主催の第2回学術フォーラム「アンチエイジングを極める」が大阪国際会議場で開催された。

日本抗加齢協会第2回学術フォーラム大会長 森下竜一氏
日本抗加齢協会第2回学術フォーラム大会長 森下竜一氏
日本抗加齢協会 吉川敏一会長
日本抗加齢協会 吉川敏一会長

   6日にはフォーラム開催に先立ち日本抗加齢協会副会長で今回の第2回学術フォーラム大会長の森下竜一氏が「昨年は京都で吉川先生が第1回学術フォーラムを大変盛り上げていただきましたので、ぜひ第2回も盛り上げていきたいと考えております。ご協力をいただきました企業の皆様には深く感謝申し上げます」と挨拶、続いて、日本抗加齢協会会長の吉川敏一氏は「このフォーラムは産業界で様々な開発をされていらっしゃる方々のお話を研究者が聞いて共同研究が始まったり、企業間でもお互いの研究内容を聞いて共同研究が進んだりといったことを目的にしております。日本の食品産業が国内だけでなく国外・世界に出ていくことも視野にこの場を使っていただければと考えております」と挨拶を述べた。

東京大学大学院情報学環 暦本純一教授
東京大学大学院情報学環 暦本純一教授
近畿大学医学部奈良病院皮膚科 山田秀和教授
近畿大学医学部奈良病院皮膚科 山田秀和教授

   特別講演は座長に近畿大学医学部奈良病院皮膚科の山田秀和教授を迎え、「人間拡張技術がつくる未来」と題した東京大学大学院情報学環暦本純一教授 (兼 ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長)

   「どんなにアンチエイジングの素晴らしい研究が行われても、消費者の行動変容を起こさせないと何の意味もない」という山田座長の言葉から始まったセッションは、最新のテクノロジーを使った住環境を変える技術の紹介からスタート。体が弱ってしまった人でもネットを使って他の場所に行けるということをコンセプトに開発された技術は、結局は人間拡張の技術であり、これらの技術のベネフィットは人々のQOLが上がることであるとして、最も深い進歩的な技術とは、とどのつまり、日々の生活と区別がなくなるまで編み込まれるところにあるとした。

   テクノロジーを織り込んだガラスの紹介では、特定の人、また、特定の部分だけにグラデーションをかける技術を紹介。プライバシーの保護における効果はもちろん、この技術の応用では、例えば農業における、暗室での過度の加温を防ぎ、省エネにもつなげる可能性なども紹介した。

   笑うことで反応する三面鏡、笑わなければ空かない冷蔵庫、笑わなければ入れない会議室などのテクノロジー紹介では、笑う顔を意識的に自分で作るだけで、アンチエイジング、健康につながるというデータを示し、テクノロジーは何も最新・最高レベルである必要はなく、あくまでも人間の生活に寄り添っていくことが必要で、幸福感の価値を担保することが重要であるとした。

[斬新な視点から健康・食・運動スポーツに関する情報を発信するWebマガジン「HealthBrain」2017年12月6日より転載]

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