新年にふさわしい希望に満ちた話題を一つ。
今日、「日本の医療を考える会」で、成田に新設された国際医療福祉大学の医学部長、北村聖教授から新しいコンセプトの医学部造りのお話をとっくり伺ったのである。
目指すは「グローバル・スタンダード」グローバルな医師とは①グローバルな視野を持つ②グローバルな基準に適合する③グローバルな多様化に適応する④グローバルに認知される医師だという。そのために教育体制も、斬新な発想で展開される。
例えば、140人のうち20名は留学生。教授陣にも外国人が多数参加。基礎医学では研究業績で学生を煙に巻くのではなく、臨床に役立つ基礎知識の習得を志す。
最近の若者は覇気に乏しい。また内向きで海外の動きに興味を示さないといわれている。だが、国際医療福祉大学の医学部生は、やる気満々で出席率99%。スマホで遊ぶ輩は皆無という。
どのような医師が成田から育っていくか楽しみである。願わくば彼らが日本の医療現場で受け入れられ、医療改革の起爆剤にならんことを!ツーショットは聖マリアンナ医大の心臓血管外科の宮入剛教授と。
[アンチエイジングブログ! 2018年1月7日より転載]
北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 ウィメンズヘルスクリニック東京 名誉院長