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シミ、シワ、浮き出た血管...。「手の老化」が気になる!

ボコボコ血管を目立たなくするには

   シワは、表皮にできる小ジワと、真皮に刻まれる深いシワがあります。小ジワの主な原因は乾燥によって水分が失われること。一方、真皮にできるシワは、加齢によって真皮にあるコラーゲンやエラスチン(弾力線維)の量が減少したり、変性したりすることによって、肌の弾力が失われることが原因です。

   また、常に露出しているため、紫外線の影響を受けやすいことも深いシワをつくる大きな要因となります。「手のシワをとりたい」と受診される患者さんは少なく、治療法は確立されていないのですが、現状では十分な保湿と「トレチノイン」などの外用薬を塗ることをお勧めしています。

   最後に浮き出た血管ですが、これは加齢によって皮下組織がやせ、ボリュームがなくなることが原因の1つです。「ハンドベイン」と呼ばれ、遺伝的な要因もあります。最近では、下肢静脈瘤(りゅう)の治療法を応用した静脈を抜き取る手術や、薬剤で血管を詰まらせて徐々に退化させる「硬化療法」なども行われていますが、手の静脈は、点滴をするときにないと困る可能性があります。そこまでしなくても、ヒアルロン酸を注入してふっくらさせることで、血管を目立ちにくくする方法もあります。

   手は、よく使うだけに傷をつくりやすい部位です。また、一日のうちに何度も洗うので、肌の水分が奪われやすいこともエイジングを進める要因です。日焼け止めを塗る、外出時は手袋をするなどの紫外線対策と、水仕事をするときはゴム手袋をはめる、保湿クリームを持ち歩き、手を洗った後はこまめに塗るなど、乾燥対策を徹底しましょう。

   また、手の老化について調べた海外の研究で、「若い手」に見えるのは、ふっくらして静脈が透けていないほか、「ジュエリーやネイルをしている」という特徴がありました。「もう似合わないから」と敬遠せずに、ぜひ手のおしゃれを楽しんでください。

[執筆:山下理絵 湘南鎌倉総合病院形成外科・美容外科部長]

医師・専門家が監修「Aging Style」

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