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「HOW TO」だけが先行しがちなアンチエイジング――その歴史を振り返る(8)

   いまや、アンチエイジングという言葉は皆さんよくご存じでしょう。巷にはアンチエイジング法の情報はあふれていて、玉石混交です。アンチエイジング法を実践する人の中には、「方法(HOW TO)」だけを追い求め、ムリをして体調を崩してしまう人も出てきました。

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   こういった方々は、とても真面目なのだと思うのですが、何のためにアンチエイジングをしたいのか、「WHY」を見失っていると思います。

   そこで、「HOW TO」ばかりが先行してしまったアンチエイジングを、もう一度「WHY」に立ち返って考えてみようという目的で、5年前からNPO法人アンチエイジングネットワークの活動のひとつとして少人数制の勉強会「塩谷塾」を始めました。1年間で8回の講座を行ないます。

   その内容は、アンチエイジングの目的やQOL(人生の質を)を向上させるには何が必要かなどを議論し、一緒に考えていくというもの。時折、医師や専門家らによる講演もあります。

   参加者には、HOW TOに走り過ぎて本当のところで答えがないまま、満たされていなかったと気づいたという方もいらっしゃいます。女性が多いので、自然と「美とは何か」が議題にあがるようになりました。また、抗加齢の視点から、「老いとは何か」というテーマも取り上げるようになり、議論を進める中で、男女の性に関する話題にも触れています。

   こうして、近年では「老いと美とエロス」というテーマでも議論を重ねています。エロスといっても性機能などの狭い意味だけでなく、性ホルモンは全身の若さの指標でもあります。

   小グループな勉強会なので、回を重ねるごとに普段は聞けない女性たちの本音が聞けるのもこの集まりの魅力です。

   塩谷塾には、アンチエイジングや抗加齢に関する商品開発を手がけたり、スクールなどを運営する人も少なくありません。アンチエイジング基本的な考え方の共有認識を持って、実践できるような道を開いける、そういう核になる人を育てていきたいと思っています。
[執筆/塩谷信幸 北里大学名誉教授、DAA(アンチエイジング医師団)代表]

医師・専門家が監修「Aging Style」

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 ウィメンズヘルスクリニック東京 名誉院長

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有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

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