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抗酸化成分アスタキサンチンがアスリートに注目される理由 「アスタリールスポーツシンポジウム2018」レポート

アスタキサンチンは「エンジンオイル」

   次に15年前からアスタキサンチンに着目し、研究しているという京都府立大学大学院の青井渉准教授が講演した。

   青井氏によると、体内でのアスタキサンチンの働きを車に例えると、エンジンを効率よく動かすエンジンオイルの役割をする。「エンジンは筋肉の細胞の中にあるミトコンドリア、ガソリンは糖質や脂質。車のボディは筋肉のもとになるたんぱく質やアミノ酸に例えられます」

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青井渉准教授

   アスタキサンチンを摂取することで、ミトコンドリアのエネルギー産生効率が上がり、ガソリンとなる糖質の消費は少なくなる。体を燃費のいい状態にすることは、結果的に持久力向上や疲労軽減につながるという。

   また、これまでの研究でアスタキサンチンを摂取すると運動中に糖質の消費を抑えて脂肪をよく燃焼させるほか、筋肉にまで届き、疲れの原因となる骨格筋の酸化を抑える働きがあることが分かっている。

「継続して摂取するとフルマラソンをした後の回復が早い、自転車競技でパフォーマンスが向上したという報告があり、アスリートにも役立つことが認められてきています」

   青井氏は、近年アスタキサンチンが脳の持久力にも影響することが分かってきたとし、今後も研究を続けていきたいと述べた。

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