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医学部

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   日本の医学部の抱える問題点ををこれほど的確に絵描いた本は見たことがない。医師でないジャーナリストがよくここまで、現場の空気を含めて調べ上げられたものとただ、ただ感服する。

   主な論点を列挙すると、①偏差値が高いだけで医学部を志向する、あるいはさせられる傾向。②東大の他医学部の植民地支配。最近は新設医学部も含め、自校出身者の教授が増えてきた。③医師に必要なのは偏差値よりも人間性、特にコミューニケーション能力だが、これをいかに入試面接で評価できるか。④女性医師の直面する過酷な労働条件。⑤医師の都会集中。現在でも医師の数は不足しているわけでないので、少子高齢化が進むと医師過剰になる恐れがある。⑥AIを含め、新しいテクノロジーに対応した医学教育の必要性とっくに現役を離れた僕だが、いささかでも北里大学に恩返しができればと思案している。

[アンチエイジングブログ! 2018年4月20日より転載]

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 ウィメンズヘルスクリニック東京 名誉院長

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