文字サイズ
標準
大きく

【家族の闘病記】母の闘病でわかったこと~希少がんを家族で支える~

as_20180330152258.jpg

   母の闘病でわかったこと、そしてこれからをどう過ごしていくかということを、今回2か月という短期間の入院でしたが振り返ることができました。がん患者・家族・医師との連携についても考えさせられたと思います。

(名前)岡部 佐有里
(年齢)42歳
(患者)母 74歳
(居住)千葉...母 船橋市 娘 八千代市
(職業)母...無職  娘 専業主婦
(がん種)十二指腸部 GIST(消化管間質腫瘍)

目次
1 はじめに...「希少がん」を理解するまで
2 治療の意欲を高めるために行うこと
3 再手術、その時のフォローを考える
4 退院後の問題点を洗い出し、解決するには
5 おわりに...将来のケアを考える

はじめに...「希少がん」を理解するまで

   6月の中旬、父から電話がありました。ガサゴソと音がしている中、「お母さん、がんがあるから取らなきゃらしいよ。まだ病院だから後でまたかける」と電話を切りました。以前から咳がひどいものの画像診断・血液検査も異常なし。そんな母ががん、信じられませんでした。その後、母からの電話があり、驚くことになります。

母:「腸の方に大きな悪性腫瘍があるんだって。それがすごく珍しくて、症例がないから難しいらしいの」
私:「ずいぶん急だね。」
母:「...緊急手術なんだって」

   ...このとき、まだ母は無症状で、食欲も普通にある状態でした。私が何を聞いても「先生たちにもあまり経験がないがんって言われた」と繰り返すばかり。70歳を超えた母には戸惑いもあったでしょう。「なんで私が?」という問いにも答えられませんでした。

   その後、詳しい検査の結果、「GISTの可能性が大」、「このままでは腫瘍が大きくなるばかり」「とにかく手術だ」ということで入院の予約を取り、短期間で準備を進めていくことに。

   入院準備をする母を見ていて「この病院でよいのか」、「手術は急がないといけないのか」、「もっと詳しく病気のことを知りたい」という思いが残ったのを覚えています。当時、母はまだ元気で無症状でしたから、その気持ちは本当に大きく、日々強くなるばかりでした。

   その時に病気に対する情報があれば、母に説明して安心して治療できるよう説明ができたのではないかと思っています。まだ情報が少ないこともあり、調べても調べきれないことはたくさんありました。

   もし、「希少がん」と医師から言われたとき、先生や薬剤師さん、看護師さんにわからないことは聞いて解決しておくことが患者や家族の立場からできる治療の第一歩です。これにより、本人・家族とも安心して入院・手術と進める準備を始めることができ、治療を受けるうえで大切な土台となるのでは、と今は思っています。

   理解することは決して怖いことではなく、安心の第一歩となると気が付きました。

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

Aging Style×GOOD DESIGNトークレポート(9)

2018年1月現在、49名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事