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【編集長の目】これぞ学会の醍醐味!2018日本抗加齢医学会ハイライト

日本抗加齢医学会無事終了。
怒涛のような四日間だった。
10にも及ぶ会場で、多岐にわたるテーマの討議が同時進行。
夜は夜で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハリー・ポッターを借り切っての懇親会も含め様々なイベント。参加者は6000名に達したという。これまでは3000台というので、約二倍。
山田会長、堀江理事長その他大会の実行部隊の方々、本当にご苦労様でした。

第18回日本抗加齢医学会総会 山田秀和会長の講演より
第18回日本抗加齢医学会総会
山田秀和会長の講演より

ますます裾野が広がる抗加齢医学だが、やはり今回の一番の目玉は山田会長が掲げるA2E、Anti-Aging EnvironmentのE。環境因子とDNAの相互作用の解明である。
DNAはそう簡単に操作できないが、Eはいくらでも介入できる。それには個人の努力とまた社会の改善が必要だが。
DNAは持って生まれた遺伝的素質"ゲノタイプ"(遺伝子型)だが、それが実際に個人にどう反映するかが表現型フェノタイプである。
そこまでは今までもわかっていたが、最近はエピジェネティクスの登場で、環境によってDNAも修正されていくことがわかってきた。つまり環境因子がDNAに組み込まれた情報に作用するというのだ。我々のライフスタイルを変えることで、我々自身も変わりうるという環境と遺伝子の相互作用の面白さ、有り難さが見えてきたことになる。

学会で論じられた様々な進歩については、おいおいご報告していきたいが、個人的には招待講演の「光と美〜陰翳礼賛の世界」に感銘を受けた。
世界中でイルミネーションによる光のマジックを展開されている石井リーサ明理さんのご講演である。
何故これが抗加齢医学の場で?
これは鮮やかな美の世界である。そして美は幸せを支える。抗加齢の目指す美と健康も畢竟幸せのため。
このように医療畑ではないが、会員の教養に役立つ分野のエキスパートをお呼びするのも学会の習わしであり、会長の見識の見せ場でもある。

[執筆/編集長 塩谷信幸
 北里大学名誉教授、DAA(アンチエイジング医師団)代表]

医師・専門家が監修「Aging Style」

この記事の監修・執筆医師

塩谷 信幸
塩谷 信幸(しおや のぶゆき)

北里大学名誉教授
アンチエイジング医師団代表
NPO法人 アンチエイジングネットワーク理事長
NPO法人 創傷治癒センター理事長
医療法人社団 ウィメンズヘルスクリニック東京 名誉院長

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