ASメディア視聴日記6回目は、6/9(土)放送のTBSラジオ「渡邊剛の『週末ハートカルテ』」(16:50〜17:00)。
今回のテーマも、パーソナリティの渡邊剛先生が医療用ロボット監修を担当されているTBSのドラマ「日曜劇場 ブラックペアン」についてです。
ドラマでは、竹内涼真さん演じる研修医が、人の命の重さに押しつぶされて泣いてしまい、小泉孝太郎さん演じる先輩医師が「過去に5人殺してしまった」という言葉で励ますようなシーンがありました。ああいう葛藤、ああいう一瞬は誰もが持つはず、という河内先生。人の命を扱う仕事に対する恐怖を感じたことがあるからこそ、真摯に治療に向き合う気持ちが生まれるのかもしれません。
渡邊先生の言葉から感じられたのは、関わった人すべてを助けるという強い思い。成長過程の未熟な段階であっても「誰も殺さない」という医師こそが生き残るべきであるという言葉や、研修生時代に教わったという「自分を人間だと思うな。プロなのだから機械だと思え」というお話に、失敗しない覚悟を感じました。
ドラマの感想を通して見えてくる先生方の哲学。医療に限らず、果たして自分は覚悟を持って臨んでいるものがあるか、と自問自答した回でした。
医師・専門家が監修「Aging Style」