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今どきちょっと足を運びたくなる美と健康のイベントとは?前編
【抗加齢医学会レポート②】

健康や美に関する情報があふれる昨今、フェア、セミナーといったイベントは非常に多くなりましたが、いったいどんな企画なら足を運びたくなるのでしょうか?
そんな疑問に応えるかのように盛況なイベントが、5月25日〜27日大阪国際会議場にて開催されました。ポイントは、最新医学の裏打ちがあること。そして、もう一つのポイントは親しみやすさ。トークショーで明かされた女優浅野ゆう子さんの美と健康の秘訣も含めてご紹介します。

医学関連イベント成功の秘密?
女優浅野ゆう子さんの挑戦は医学的には?

3日間で12000人以上が来場した「アンチエイジングフェアinOSAKA」
3日間で12000人以上が来場した「アンチエイジングフェアinOSAKA」

5月25日(金)〜27日(木)の3日間、関西で初めて行われた抗加齢医学に関わる一般市民向けイベントは「アンチエイジングフェアinOSAKA」。大阪国際会議場のイベントホールにおいて、日本抗加齢協会と大阪の放送局関西テレビとの共催で行われました。
なじみのある媒体とのコラボレーション企画ということもあって、来場者は3日間を通して12000人超え。展示会場では企業がひしめき合って機能性表示食品のサンプルを配布したり、健康チェックを行ったりと、美と健康を求めて訪れた人へのアピール合戦が展開されました。 医学関連のイベントと聞くと、一見「難しそう」「お固そう」と身構えたくなりますが、今回のフェアは日々の生活にすぐ直結していることが特徴。

「初めての開催で手探りのところもあったのですが、まさかこんなにたくさんの人に来ていただけるとは思ってもみませんでした。すべてのセミナー会場も超満員で、アンチエイジングに対しての皆さんの関心の高さが改めて確認できました。健康と美容に関する新しいイベントの形かもしれませんね」と共催した関西テレビの関係者から感想が聞かれたほどです。

そして、何と言ってもフェアの目玉は、最終日にゲストで登場した女優の浅野ゆう子さん。親しみやすく軽快な語り口から飛び出したのは、ご自身が率先して取り入れている美と健康のマル秘情報。

女優ならではの美容、食、運動、睡眠、そして犬?

ゲスト出演は女優の浅野ゆう子さん 美と健康の秘訣を惜しげもなく披
ゲスト出演は女優の浅野ゆう子さん
美と健康の秘訣を惜しげもなく披
浅野「女優さんは皆さん綺麗ですけど、"どうしているんですか?"って聞いても絶対に教えてくれません。「何もしていません」って言うんです。(会場爆笑) でも私は言っちゃいます」

と、水分補給、お風呂、化粧品、美顔器から食事まで、ご自身の健康を惜しげもなく次々と語ってくれました。食生活では浅野さんは最近スムージーにはまっているとか。

浅野「メイクさんとかからこれがいい、あれがいいと聞くと何でも手を出します。(笑)仕事柄、食生活ではお弁当が多くて、どうしても不足しがちなものが出てきてしまいます。もともとジャンクフードも大好きです。そこで、本当にここ1年なんですが、朝、30品目のスムージーを自分で作って飲んでいます。豆乳、ブルーベリー、はちみつ、レモン、トマト、ニンジン、セロリ...。」

ここれに対し医師の立場からコメントしたのが、日本抗加齢医学会と日本抗加齢協会でともに副理事長を務める大阪大学森下竜一教授。

森下「トマトのリコピン、さらにビタミン類、カロチン...。素晴らしいですね。スムージーは素材を皮ごと使えるのでさらに理想的です。食は毎日の事ですから、ちょっとしたことの積み重ねで変わりますし、一番簡単にできるアンチエイジングですね」

更に浅野さんは、ジム通いやホットヨガ、ピラティス、フラメンコと色々な運動にも次々挑戦してきたことを披露。でも気になることがあるのだとか。

浅野「運動に関しても興味はあってすぐに飛びつくんですが私続かないんです。どうしたらいいでしょうか?」
森下「でも、種類は変わっても結果的に運動は続いていますよね。(笑)しかも、されている運動は理想的です。よく医者に運動しなさいと言われると、ジョギングとかマラソンを始める人がいるんですが、場合によってはかえって体に悪いんです。ヨガとかティラピスといった有酸素運動や、昔でいうと太極拳といった、ちょっと汗かく程度の運動の方が健康にはいいです。そして、姿勢を保つだけでも実はインナーマッスルが鍛えられます。浅野さんは元々、女優さんとしての仕事柄、自然とトレーニングをされているんだと思います。そして何よりも、その積極的な挑戦、ポジティブシンキングが一番ですね」

各種セミナーの随所で森下医師のような抗加齢医学に関わる医師の分析や解説など、医学的なフォローが入るところもこのフェアの魅力。睡眠については「6時間切ると太りやすくなる」「夜中に起きているとホルモンのバランスが崩れて食欲が増す」といったお話や、「犬と住んでいる人は長生き」といったことが医学的にも証明されているなど、細かな最新情報も盛りだくさん。

老化には抗わない!姿勢よく上を向く!
心も体も健康により良く過ごすには

医師の立場から最新の医学情報を解説する大阪大学森下竜一教授
医師の立場から最新の医学情報を解説する大阪大学森下竜一教授

興味深かったのは20代30代を超過密スケジュールで過ごし、さらに今も活躍し続ける売れっ子女優さんにとって、年齢を重ねること、アンチエイジング、抗加齢医学はどのように感じられているのかというお話。

浅野「ものすごく"抗う"ってことはしないし、しようとも思ったことはありませんが、歳相応、または歳よりも元気ね!とか、いい感じね!って、言われるようにいたいなって思っています。アンチエイジングという言葉の響きがテンポが良く軽快なので、するっと入ってくるし、「頑張って生きていくぞ!」というイメージはありますね」
森下「老化に対していかに健康でいられるか」ということを専門的に研究するのが抗加齢医学であり、抗加齢とは決して老化に抗うものではありません。どうすると歳をとっていくか?老化のプロセスを研究して、少しでもより良く歳を取っていくことを目指すことなのです。」

何より多くの参加者が熱心に耳を傾けたのは浅野ゆう子さんの健康に対する向き合い方、確かな美と健康の秘密です。

浅野「無理はしたくないですよね。でも頑張ろうという気持ちは持ち続けていただきたいと思います。先ほど、姿勢を褒めていただいて嬉しかったです。どうしても、つらいことや嫌なことがあったら下を向いてしまいますよね。猫背になると内臓を圧迫して、健康を損なってしまいます。肩甲骨を引くと顔も上がって笑顔になって、たくさんの酸素を取り入れることが出来て健康に過ごせるような気がします。これは私のモットーです。
1日1回でもいいから、姿勢をよくして胸を開いて上を向いていただきたいなと思います。これから100歳と言わず、もっともっと長く楽しい時間を持ちながら、健康で一緒に長生きしたいですね」

素敵な歳のとり方は、こんな心と体の姿勢から始まるのかもかもしれません。

次回は、もう一つ行われた媒体とのコラボレーション企画。自治体の構想まで浮かび上がったもう一つのイベントをご紹介します。(取材/文 継田治生)

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