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【ブラックペアン解体新書⑤】医療監修 渡邊剛医師が徹底解説 最終回直前 ドラマと現実の違いを一挙まとめ

現実とは異なる③ 手術現場の描かれ方

今回、二宮和也が演じる渡海医師は、ワンマンで孤高の心臓外科医という描かれ方をしている。手術でトラブルが起きると登場し、瞬く間に自分の腕で成功させてしまう。渡海と渡海の助手のようにいつも寄り添う看護師の猫田以外は、手術を呆然と見ているばかりだ。

「確かに、医師の腕、技術は手術では重要です。そういった意味では、描かれている渡海の技術はすごいのでしょう。そして、その渡海を完璧にアシストしているオペナースの猫田の働きも素晴らしい。でも、実際の手術ではもっとチームプレーです。事前にしっかりと準備し、こちらのタイミングに合わせて、器具を素早く出すオペナース、そして、手術中の患者の状態に合わせて、さまざまな薬剤を調節する麻酔科医など、手術現場はまさに阿吽の呼吸で連携できるチームプレーが必要になります。渡海の技が素晴らしくても、あの手術現場には、チームプレーはありません。後半、小泉孝太郎が演じる高階医師とのチームプレーが生まれてはいますが、麻酔科医などがきちんと描かれていないのも残念ですね。
また、オペに立ち会うオペナースは、オペに立ち会うことが仕事なので、普通の病室看護業務は行わないことが多いですね。オペは重労働なので、そのあたりの役割は分かれています。そのあたりの描かれ方も曖昧でしたね」(渡邊医師)
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