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海外の医療事情~心臓外科の場合~【ASメディア視聴日記】

7/21(土)放送のTBSラジオ「渡邊剛の『週末ハートカルテ』」(16:50〜17:00)。今回のテーマは、海外の医療事情についてです。

医療の中身は万国共通
医療の中身は万国共通

心臓外科医の渡邊剛先生は、金沢大学の医学部を出られたあと、ドイツのハノーファー医科大学 心臓血管外科に留学されました。留学前に2年間ドイツ語を学んだにもかかわらず、まったく話せなかったという渡邊先生は、ドイツの技術レベルの高さに驚かれたものの、手術そのもののの内容や道具は同じだとわかり安心されたそうです。ドラマ「ブラックペアン」の医療チームを見てもわかるとおり、相手とのコミュニケーションが大事な手術室の中で、言語の違いに苦労しながらも相手の技術を信用し、また、自分への信頼を勝ち取ることで、医師としての自信を深めていったそうです。

ドイツには心臓専門の病院があり、1年間に4500例もの手術をこなしているんだとか。ヨーロッパやアメリカにはこうした1つの部位に特化した専門の病院が数多くあるそうです。一方日本は、大きな総合病院がどこにでもあります。どこに住んでいても診療が受けられる良さはもちろんありますが、渡邊先生は、専門性に欠ける面がどうしても出てきてしまうとして、効率の悪さを指摘されています。心臓手術の数でいうと1年間に50例とか100例ほどしかやっていない病院がいくつもある状態ですから、ロボットや移植のような先端医療に関しては、西欧諸国に比べて明らかに遅れてしまうともお話しになっていました。

欧米との技術交換で医師個人の技術が磨かれるのは患者にとってもありがたいことです。それと並行して、組織としての病院も見直され、よりよい医療が受けられる病院がさらに増えることを願わずにはいられません。

医師・専門家が監修「Aging Style」

※ASメディア視聴日記
・AgingStyle編集部が、テレビやラジオ、雑誌や新聞などで気になった医療情報をピックアップしてお届けするシリーズ連載
※TBSラジオ「渡邊剛の『週末ハートカルテ』」
・メインパーソナリティ=渡邊剛「ニューハート・ワタナベ国際病院」総長、医学博士
・聞き手=TBS江藤愛アナウンサー
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