文字サイズ
標準
大きく

【肺がん体験談】社会復帰出来るんだ〜無職だったがん患者が就職活動をして〜

名前:森田裕子
年齢:56歳
性別:女性(配偶者有り)
住所:富山市
職業:パートタイマー(製造業)
がん種:肺がん(肺腺がん)現在は肺がんステージⅣ、ALK遺伝子変異陽性により、分子標的薬服用治療中

as_20180802132457.jpg

求職中に肺がん発覚!

私が最初に肺がんと診断されたのは2013年2月末、50歳の時でした。右肺下葉に約1.5cm、1.6cmの腫瘍が2個、リンパ節転移ありで、ステージIII A、「手術できるかどうかギリギリの進展度」との状態でした。

当時私は無職で、正確に言えば前年の2012年8月末に前職を辞めた事による雇用保険の受給期間中=求職中の事でした。自己都合による退職だった為、すぐには雇用保険が支給にならない待期期間が3ヶ月間あり、その期間を利用して「求職者支援訓練」でパソコン関連の資格取得を目指す講座を受講していました。

元々、夫の会社の配偶者手当支給要件の関係で年収103万円未満の範囲で働いていて、次の働き先も一日5〜6時間程度の事務職パートで探すつもりでした。

求職者支援訓練受講者は、修了までに就職先を決めなければならず、同時にハローワークで求職活動もしていました。窓口の人には、「年齢的に事務職に就くのは中々厳しい」と言われたりしましたが、資格取得の為に勉強しているのだから事務職でと思っていました。

1月中旬に、持病で通っているかかりつけ病院でたまたま肺のレントゲンを撮ったのですが、「肺に陰があるように見える。肺がんかもしれないから、大きな病院でちゃんと検査する方がいい」と告げられました。思いがけない「肺がん」と云う言葉、まさに青天の霹靂でした。

早々に総合病院でCT検査を受けたところ、結果はグレー、「腫瘍は認められ、エキノコックスの様な感染症の可能性が高いが、肺癌の可能性も十分にあるので、PET検査を勧める」との所見が出ました。その頃にはワードとエクセルの3級の資格は取得出来ていて、次はアクセス3級試験の準備をしていたのに、それどころではなくなってきました。

講座を運営しているパソコンスクールに相談したところ、スクールの関連先の派遣会社に登録して貰いました。これで「修了時までに就職先決定」は一応クリア出来ました。問題は、肺がんの治療を始めるとしたら、雇用保険受給要件の求職活動が出来なくなる可能性が高い事で、PET検査で肺がんである事はほぼ間違いないと云う所見が出た時点で、その旨ハローワークにも相談しました。

入院期間中に認定日が来た場合は、退院の後にずらしてもらう事になり、「早期就職支援コーナー」を紹介してくれました。カウンセラーによる完全予約制のマンツーマン相談で、ここで相談する事自体が求職活動になると云う、大変有難い制度に少し安心しました。

2月に入り、無事にアクセス3級の資格も取得出来て喜んだのも束の間、気管支鏡での生検で遂に肺がんの確定診断が下りました。資格も取得して、これから就活に励もうと云う時に余りに理不尽なという絶望感で一杯でしたが、とにかく先ずは治療に専念して、求職活動は退院後から再開することとなりました。

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

「バリウム検査」は何のため?

2018年1月現在、49名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事