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「高めの尿酸値を下げる」初の受理 関与成分、アンペロプシンとキトサン

3日にあった機能性表示食品の届出情報更新で、尿酸値低下機能をヘルスクレームとする届出が初めて受理されたことが分かった。機能性関与成分はアンペロプシンとキトサンの2成分で、機能性の科学的根拠は最終製品の臨床試験。届出者はファンケル。

届出商品名は「尿酸サポート」で、受理された届出表示(ヘルスクレーム)は「尿酸値が高め(尿酸値6・0〜7・0mg/dL)の方の尿酸値を下げる機能があります」

届出資料によれば届出論文の被験者は、血清尿酸値が6・0〜7・0mg/dL以内の20歳以上65歳未満の男性。試験スクリーニング時に試験責任医師が血清尿酸値や尿酸クリアランスなどを検査した上で、疾病に罹患していないと判断した人を被験者にしたという。

尿酸値低下のヘルスクレームを巡っては、これまでも複数の企業が届出書類を提出していた。ただ、消費者庁の届出書類確認時に、被験者が病者と判断され、受理されなかったといわれる。一方で受理された今回の届出では、日本痛風・核酸代謝学会がまとめた「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第2版)」に、高尿酸血症は「血清尿酸値が7・0mg/dLを超えるものと定義する」との記載があることを届出資料内で説明。これを根拠に、被験者は高尿酸血症を患う病者ではないことを証明したようだ。

消費者庁は今年度、機能性表示食品における軽症者データの取り扱い範囲拡大を巡る検証事業を日本健康・栄養食品協会に委託する形で進めており、検証対象には「尿酸値」も含まれる。今回の届出受理は、検証結果を待たずに、血清尿酸値の基準に関する一定の考え方を示したものと捉えることも出来そうだ。

なお、この届出の機能性関与成分の一つであるアンペロプシンは、藤茶(Ampelopsis grossedentata)の抽出物に含まれる成分で、フラボノイドの一種。届出資料によれば、キサンチンオキシダーゼ阻害活性を持つという。

[斬新な視点から健康・食・運動スポーツに関する情報を発信するWebマガジン「HealthBrain」2018年9月6日より転載]

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