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脳には可逆性がある!健康寿命延伸には脳ケアが必須!〜東北大学加齢医学研究所瀧靖之教授〜

9月5日、幕張メッセで開催されたJASIS(JapanAnalyticalandScientificInstrumentsShow)2018のセッションにおいて「大規模脳画像データベースから見る脳の発達、加齢と認知症」と題して、東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野の瀧靖之教授が講演した。

東北大学加齢医学研究所 機能画像医学研究分野 瀧靖之 教授
東北大学加齢医学研究所 機能画像医学研究分野 瀧靖之 教授

瀧教授は「健康寿命延伸と言われるが、寿命との10年ほど開きがあるこの期間は人の手を借りなければ生活が出来ない時間となる。その原因の21.5%が脳卒中、15.3%が認知症、これに衰弱の13.7%で約半分を占めてしまう。高齢者にとって脳の健康維持は健康長寿実現に向けて重要な要素となる。現在、500万人ともいわれる認知症は2050年には1016万人と10人に1人が認知症という時代を迎えようとしている」とまずは、現在の日本の状況を述べた。

さらに、「子供の脳は視覚や聴覚を掌る後部から、倫理的思考能力を掌る全部へと発達していく。睡眠時間の長い子供の方が海馬の体積が大きい事や、運動によって脳がより発達する事も分かっており、子供の脳の発達には子供の行動を適切に評価してほめることが大事であることも分かっている」、「脳医学では認知症のリスクを下げる科学的根拠のある方法が限定されることも事実で、その中で運動は有望である。一方で、飲酒は脳の加齢を促進させる。脳には可塑性があるので、高齢になったからと言って予防・改善の方法がないわけではない」とも述べ、高齢者の脳ケアが必須であるとした。

[斬新な視点から健康・食・運動スポーツに関する情報を発信するWebマガジン「HealthBrain」2018年9月10日より転載]

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