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何故女性は美に命を賭けるか?

6、7年前、「ヘルタースケルター」が封切られたとき、これだ!と僕は思った。その頃現役を離れ、改めて美容外科の立ち位置に思いをいたし、「何故女性は美に命を賭けるか?」という命題と格闘していたからである。

"女性は生まれた時から「美のヒエラルキー」に束縛されて生きている"というのが、蜷川実花の強いメッセージであった。つまり女性は古い言葉で言えば「容姿端麗」という差別社会に耐えていかねばならぬという責め苦である。これが「コンプレックス」を生む。これは愛らしい妹を溺愛し、姉は顧みなかった父親から受けた実花の原体験でもあったという。

患者が「見た目」を気にして美容外科医を訪れる時、その背後に背負ってきた「コンプレックス」という重荷をまず受け止める必要があるのではなかろうか?一般の人にとっては沢尻エリカがどこまで脱ぐか?が関心事だったこのグロテスクな映画を、僕は美容外科医必見の作品と喧伝する所以である。

[アンチエイジングブログ! 2018年11月8日より転載]

アンチエイジングブログ!
http://blog.excite.co.jp/shioya-antiaging/
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