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シミ取りレーザーは痛い?

先週、日本油化学会の「界面化学部会 秋季セミナー」でレーザーによるシミ治療のお話をしてきました。
https://ameblo.jp/uminoyuriko/entry-12417210384.html

講演内容を決めるために、部会の方々に「レーザーシミ治療の疑問」をおたずねしたところ、「痛み」についての疑問もあがりました。どれだけ痛いのだ?と。
今まで雑誌やwebで一般の方々にアンケートを取ったときと変わりがなく、「耐えられる痛みなのかどうか」は、一般女性も理系の研究者も気になるんですね。

私の初レーザー体験は1999年。
「輪ゴムでパチンとはじかれたような痛み」と聞いてましたが、実際に体験して瞬間的に「違う」と思いました。

体験を記事化する以上、どんな痛みか表現しないといけない。
聞いてた痛みと違うと感じた以上、別の、似た痛みを、今までの体験から探さねばいけません。
しかも、皆さんに想像してもらいやすい"痛み"を。

痛みに耐えつつそんなことを考えて出た答えは「揚げ物をしてるときに油がパチッとはねた、痛熱さ」
それがレーザーの痛みです。輪ゴムでは、あの熱さが伝わりません。

レーザーがメラニンの色に反応する性質を利用した治療法で、焼いて取り除くために熱を感じるのは仕方がないこと。

とはいえ、誰だって痛みは少ないほうが嬉しいので、レーザーに冷却ガスを出す機能がついていたり、スタッフさんが"冷やしケア"でサポートをしてくれたりと、痛み軽減の工夫は行われています。

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これは2016年に受けたピコレーザーの治療後。 シミ治療の新しい機種で薄いシミにも反応するのが特徴で、反応した部分がいったん濃くなって、少しずつはがれていきます。

ピコレーザーは、皮膚に照射される時間が極めて短いので、熱は感じますが「バチッ」という感覚ではなく「シュッ」という感じ。従来のシミ治療レーザー(たとえばルビーレーザー)より、熱さ・痛みは少ないように感じました。

このように、機種や治療法、痛み軽減サポートによって痛みはある程度軽くできますが、メラニンを「熱エネルギーで破壊」するという治療法のため、無痛ということはありません。
だから「医療」であり「医師」が行なっているのです。

「でも痛みなしでシミ治療がしたい」という人の場合は、のみ薬や塗り薬、美白成分のイオン導入などを組み合わせての治療が可能です。

[美容・医療ジャーナリスト海野由利子公式ブログ 2018年11月12日より転載]

美容・医療ジャーナリスト海野由利子公式ブログ
http://ameblo.jp/uminoyuriko/
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