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「カシス」や「玄米」の機能に注目!【第3回日本抗加齢協会フォーラム①】

12月14日と15日の2日間にわたって、第3回日本抗加齢協会フォーラムが大阪梅田スカイビルで開催された。テーマは「春・夏・秋・冬のアンチエイジング」、会長は日本抗加齢協会理事でアーツ銀座クリニック院長の市橋正光氏(神戸大学名誉教授)。今回は、脳心血管抗加齢研究会2018第15回学術大会との合同開催となった。

アーツ銀座クリニック院長 市橋正光氏(神戸大学名誉教授)
アーツ銀座クリニック院長 市橋正光氏(神戸大学名誉教授)

この日本抗加齢協会学術フォーラムは、産学が協創して人々の幸福と健康長寿を考えることを目的に2016年にスタート、今年で3回目の開催となる。企業担当者とアカデミアの臨床家・研究者が集まって健康を促進する新しいアイデアとその成果を発表し、それらを発展させ社会実装させるための意見交換の場を目指している。

この日本抗加齢協会学術フォーラムは、産学が協創して人々の幸福と健康長寿を考えることを目的に2016年にスタート、今年で3回目の開催となる。企業担当者とアカデミアの臨床家・研究者が集まって健康を促進する新しいアイデアとその成果を発表し、それらを発展させ社会実装させるための意見交換の場を目指している。

今回は、抗加齢医学の成果を健康に役立てるための新しい切り口として、四季に注目した抗加齢対策もテーマの一つ。「見た目のアンチエイジング」と題した学術フォーラムシンポジウムでは、近畿大学建築部の岩前篤教授が、冬場は循環器系の疾患だけでなく、消化器系や精神的、さらには感染症や外相が原因の死亡率も上昇することをデータを使って解説、住環境における低温をテーマに健康に対するさまざまな影響を講演した。なお、ニューヨーク州では、室温を13度以上に保つことが法律で決められているという。
同じフォーラム内では「加齢に伴う女性の体臭の変化」と題して、中年以降の男女の加齢臭の原因物質として有名になった"ノネナール"とは別の、女性特有の臭い成分「ラクトンC10/C11」に関する興味深い発表もあった。

第3回日本抗加齢協会フォーラム
第3回日本抗加齢協会フォーラム

さらに、食品の機能性に関する多くのセッションが設けられた。機能性表示食品制度に関するプログラム、また、高齢者の健康促進に有用と思われる特徴的な素材として「カシス」を取り上げ、単独でのシンポジウムが組まれた。この中で、緑内障や軸性近視、さらには肥満や糖尿病などの生活習慣病予防効果など様々な知見が紹介された。一方で、続けて行われた近年話題の「食と腸内環境」のセッションでは、玄米の腸内環境改善や各種神経改善機能やビフィズス菌の認知機能改善効果、大豆ペプチドのリウマチや骨に関する機能、大麦の短鎖脂肪酸産生促進による大腸環境改善効果などが取り上げられた。

毎回、多彩なゲストを招いて幅広い視点から抗加齢医学を考えるのも日本抗加齢協会フォーラムの魅力のひとつ。今回は、初日最初のセッションで、テレビやラジオ等で有名なジャーナリストの長谷川幸洋氏による「激動する世界~日本の針路を考える~」と題した講演が行われた。米中貿易戦争の舞台裏を解説し、単なる貿易だけの問題だけではなく、両国の覇権争いがその根底だとして、テレビやラジオ、新聞ではとても話せないという内容を披露した。

さらに、大リーグでも大活躍し世界チャンピオンにもなった、現プロ野球オリックスバッファローズ 野手総合兼打撃コーチの田口壮氏や、この12月に『たった3週間で下がらない体をつくる最強逆トレ』という本を出版した元シェイプUPガールズのメンバーでヨガインストラクターとして活躍中の中島史恵さんも登場。

オリックスバッファローズ 野手総合兼打撃コーチ 田口壮氏
オリックスバッファローズ 野手総合兼打撃コーチ 田口壮氏

田口氏は現役時代のエピソードや苦労話などを紹介。大学生時代には練習試合を併せても年間40試合程度しかなかったものが、プロに入って一気に公式戦だけで年間130試合になり、体が全くついていかなかったこと。また、サプリメントも取り入れた食事管理やマッサージなどの日米の違い、特に、アメリカでは摂取たんぱく質の機能効率最大化や就寝2時間前の食事摂取を防ぐために、試合直後に球場で食事をするという習慣を紹介し、今後、日本のプロスポーツ界でも、このような取り組みをしていくべきではないかとの意見も述べた。

一方の中島さんは今年50歳。会場からは、30年前から変わらないスタイルに感嘆の声が。聴講されている先生を壇上にあげての逆トレの実演も行われた。

この他に行われたいくつかの興味深いセッションやトピックスは、後日、改めて報告したい。(取材/文 継田治生)

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