文字サイズ
標準
大きく

すべての道は老化に通ず?

「アンチエイジング」アレルギー

やや話がとぶが、この20年ほどの間に「アンチエイジング」という言葉は日本でもすっかり浸透し定着した。医療と美容を筆頭に食事、運動、睡眠など、生活や健康に関わるあらゆる分野で「アンチエイジング」が使われるようになった。それとともに、この言葉に対する反発も増えた。著名人が「アンチエイジング嫌い」を公言したことが報道され大きな話題になったこともある。長年アンチエイジング医療に取り組んできた身としては残念な思いもあるが、「アンチエイジング」の名のもと、外見上のアンバランスな若さへの執着を奨励するような風潮に対する反発が「アンチエイジング」という名称に対する反発に繋がったことは十分理解できる。

1990年代前半からアメリカで急速に広まったアンチエイジング医療は、大きくは内科的な領域と美容外科的な領域の2つに大別される。そして後者は一般的な美容の世界とも密接に関わる分野。美容外科を訪れる患者の大半は美容関連の商品やサービスの消費者でもある。このため、「アンチエイジング」は、その爆発的な普及の過程で、特に美容や外見に関わる語というイメージが強くなった。このような背景について興味のある読者は以下のコラムも一読してほしい。

「美容」のイメージが強くなってしまったアンチエイジング ――その歴史を振り返る(3)
http://www.agingstyle.com/2017/03/07001853.html


この記事の監修・執筆医師

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

Aging Style×GOOD DESIGNトークレポート(9)

2019年4月現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事