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すべての道は老化に通ず?

エイジングとアンチエイジング

さて、古くは「アンチ巨人」や「アンチ阪神」、最近では作品名や商品名、あるいは芸能人の名前や会社・団体名など、ありとあらゆる名称の前に付けることで「反○○」を表すことができる「アンチ(anti)」という語。ただ、「反○○」だけでなく「抗○○」という意味もある。医療関連の例を挙げるなら、抗生物質(antibiotics)、抗がん(anticancer)、抗菌(antibacterial)、そして抗加齢(antiaging)。

「アンチエイジング」の場合、「アンチ付き」の方が外来語として先に広まるという珍しいケースだったが、最近では「エイジングケア」のように、「アンチ」が付かない「エイジング」という外来語も遅ればせながら普及した。エイジングビーフのように食肉などの熟成という意味でも「エイジング」が使われるようになったことが普及を加速したのかもしれない。いずれにしても、「エイジング」は「age+ing」で歳を重ねること。つまり加齢。その先に老化や熟成がある。繰り返しになるが、加齢や老化の中身はさまざま。

すべての道はQOLに通ず
すべての道はQOLに通ず

今回のコラムのタイトルは「すべての道は老化に通ず?」という駄洒落にしたが、アンチエイジングの場合、すべての道はどこに通じるのか。僕はやはりこう言いたい。

「すべての道はQOLに通ず」

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)、言い換えるなら「生活・人生の質」の維持や向上への道筋は何通りもある。そして、これも繰り返しになるが、「老化は一日にして成らず」だ。歩みを進める途中で別の道を選び直す時間的な余裕もある。目的地をしっかり見据え、道を選び、歩み始めれば間違いなく目的地に近づき、やがてたどり着くことができるだろう。

[執筆/編集長 塩谷信幸 北里大学名誉教授、DAA(アンチエイジング医師団)代表]

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