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油断できない!春先の紫外線対策

夏の紫外線(UltraViolet=UV)を気にしていても、春先の紫外線には少し無防備になっていないだろうか。

一口に「紫外線」といっても、波長が異なるA波(UV-A 320nm-400nm)とB波(UV-B 290nm-320nm)がある。紫外線を浴びた後、数時間から数日で皮膚に起きる変化が日焼けで、肌が赤くなったり黒くなるのは主にB波の影響。皮膚に刻まれるシワは、子供のころから数十年浴びつづけたために現れる老化症状で、B波だけでなくA波で引き起こされる。
紫外線量は冬の間もゼロになるわけではなく、3月になると紫外線量は急激に増え始める。くもりの日も、晴れた日の半分以上の紫外線が地上に届いており、また、室内にも日差しとともにA波が入ってきているのだ。

室内でも日焼け止めは忘れずに
室内でも日焼け止めは忘れずに

アンチエイジング医師団の一人で、神戸大学名誉教授・アーツ銀座クリニック院長を務める皮膚科医の市橋正光氏は「室内にいても紫外線対策は必要」と断言する。

「A波は雲を通過するため冬でも夏とほとんど変わらない量が地表まで降り注いでいます。また、ガラスを通過するので、室内にいても私たちの体に届きます。一方、B波はガラスでほとんど遮断されます。日本の真夏ですと、直射日光を5分浴びただけでもB波によって肌の細胞にダメージが起きますが、ほとんど蓄積することなく元通りに治ります。しかし、A波を浴び続けると、窓ガラス越しであっても真皮層のコラーゲンや弾性線維が切断され、シワの原因になるのです」

市橋医師によれば、春先の日焼け止めはSPF20、かつPA+++〜PA++++のもので十分とのこと。ただ、2~3月は寒暖の差が大きく、スギ花粉やPM2.5などの大気汚染物質が飛散し肌が刺激を受けやすい時期なので、敏感になりやすい肌を守るなら、敏感肌用のUVケアアイテムから選んだほうがいいだろう。

最近では、気象庁から、世界保健機関(WHO)が紫外線の強さを指標化したUVインデックス(UV指数)を用いた紫外線情報も発表されているので、日々の対策に活用することも可能だ。

UVインデックス(気象庁のサイトより)
UVインデックス(気象庁のサイトより)

体の内側からケアすることも大切。紫外線対策によい食べ物としては、ビタミン豊富な果物や野菜、抗酸化作用のある食品などが代表的だが、コラーゲンペプチドとミルクセラミド入りのヨーグルトも、新たな紫外線対策食品として期待されているという。

油断しがちなこの季節だからこそしっかり対策を行って、夏に向けてのダメージの蓄積を少しでも減らしておきたいもの。詳しくは過去の記事を参照されたい。

・紫外線対策と最新治療 市橋正光先生
http://www.agingstyle.com/2018/04/09002457.html?p=all
・紫外線、どのくらい浴びるとシミになる? 真夏は「1日3分の直射」でもヤバい
http://www.agingstyle.com/2016/08/07001347.html?p=all
・目に入る紫外線に注意! 専門家に聞く「サングラスの正しい選び方」
http://www.agingstyle.com/2016/08/10001352.html?p=all
・「子どもの日焼け」こんなに危険とは 必読!ゼロ歳から始める紫外線対策
http://www.agingstyle.com/2015/07/01000388.html?p=all
・【クイズ】知らなきゃ損!こわ~い紫外線
http://www.agingstyle.com/2017/05/03001979.html

医師・専門家が監修「Aging Style」

この記事の監修・執筆医師

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