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在宅医療患者数は過去最多 厚労省の患者調査

3月1日、厚生労働省は2017年の患者調査の集計結果を公表した。

「平成29年(2017)患者調査の概況」(2019年3月1日公表)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/kanja.pdf

この患者調査は厚労省が3年ごとに実施するもので、今回の調査結果は、2017年10月の特定の調査日に、6,427の病院(入院用ベッド数20床以上)、5,887の一般診療所(同19床以下)、1,280の歯科診療所を対象として行われた調査の結果から、全国の医療施設における患者数の推計値として集計された。

今回の集計結果によると、調査日の入院患者数は全国合計で131万3千人、外来患者数は719万1千人で、いずれも前回調査(2014年)に比べて微減。入院患者数は2005年から、外来患者数も僅かながら2011年から年々減少している。一方、2017年の同じ調査日に在宅医療を受けた患者数は18万人と、1996年の調査開始以来の最多となった。(「在宅医療を受けた推計外来患者数の年次推移」図参照)

在宅医療を受けた推計外来患者数の年次推移
在宅医療を受けた推計外来患者数の年次推移

この在宅医療患者18万人の施設種類別内訳は、「病院」が2万人、「一般診療所」は10万5千人、「歯科診療所」は5万5千人で、医療種類別内訳は、「往診」が4万4千人、「訪問診療」は11万6千人、「医師・歯科医師以外の訪問」は2万人。合計数の年次推移としては2005年までほぼ横ばいだったものの、2008年以降は急増。特に「訪問診療」は2008年調査の3倍超となった。

このほか、傷病分類別の入院患者数は、多い順に「精神及び行動の障害」の25万2千人、「循環器系の疾患」の22万9千人、「新生物<腫瘍>」の14万2千人。外来患者数は、多い順に「消化器系の疾患」の129万3千人、「循環器系の疾患」の88万9千人、「筋骨格系及び結合組織の疾患」の87万7千人と、いずれも上位3位は前回調査と同じ傷病分類が占めた。

なお、2018年度の診療報酬改定では、本調査の一部の集計対象項目にも影響のある改定が行われたため、次回の調査ではその影響にも注目する必要がある。

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