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「世界平均の65歳と同等の健康度」国別年齢ランキング 76.1歳の日本がトップ

先月、米国ワシントン大学(シアトル)の Institute of Health Metrics and Evaluation(保健指標評価研究所、略称 IHME)が「At what age do you feel 65?(あなたが65歳の身体を自覚するのは何歳の時?)」と題した記事で、英国公衆衛生誌「THE LANCET Public Health」オンライン版(2019年3月1日号)に掲載された研究を紹介した。

あなたが65歳の身体を自覚するのは何歳の時?</br>Institute for Health Metrics and Evaluation</br>
© 2019 University of Washington
あなたが65歳の身体を自覚するのは何歳の時?
Institute for Health Metrics and Evaluation
© 2019 University of Washington

「Measuring population ageing: an analysis of the Global Burden of Disease Study 2017」と題されたこの研究は、同研究所の研究員Angela Y. Chang氏を中心とする国際研究チームが行った「世界平均の65歳と同等の健康度」の国際比較に関するもの。「障害調整生存年(Disability-Adjusted Life Year、略称 DALY)」という指標を使い、「世界平均の65歳と同等の健康度に達する年齢」(世界平均の65歳DALY年数に達する年齢)を国ごとに算出して比較するというユニークな手法を採用した。つまり、その年齢が65歳よりも高い国の健康度は世界平均よりも高く、65歳よりも低ければ世界平均より低いということになる。

上位10ヶ国と下位10ヶ国の顔ぶれは以下の通りで、最も年齢が高い日本では76歳で世界平均の65歳と同等の健康度となった一方、最も年齢が低いパプアニューギニアでは46歳にして世界平均の65歳と同じ健康度という、国によって最大30年の開きがあることが判明した。

2017年の「世界平均の65歳と同等の健康度に達する年齢」が最も高い国:

1. 日本:76.1
2. スイス:76.1
3. フランス:76.0
4. シンガポール:76.0
5. クウェート:75.3
6. 韓国:75.1
7. スペイン:75.1
8. イタリア:74.8
9. プエルトリコ:74.6
10. ペルー:74.3

2017年の「世界平均の65歳と同等の健康度に達する年齢」が最も低い国:

1. パプアニューギニア:45.6
2. マーシャル諸島:51.0
3. アフガニスタン:51.6
4. バヌアツ:52.2
5. ソロモン諸島:53.4
6. 中央アフリカ共和国:53.6
7. レソト:53.6
8. キリバス:54.2
9. ギニアビサウ:54.5
10. ミクロネシア連邦:55.0

この研究では同研究所が別プロジェクトとして1990年から2017年までの期間に195ヶ国を対象として実施した疾病による経済負荷(Global Burden of Disease 略称GBD)の調査結果から、虚血性心疾患や慢性閉塞性肺疾患(COPD)など加齢との関連度が高い92種類の疾患による影響を「老化に関連する疾患負荷(age-related disease burden)」として算出した。

医師・専門家が監修「Aging Style」

参考文献

At what age do you feel 65?
http://www.healthdata.org/news-release/what-age-do-you-feel-65

Measuring population ageing: an analysis of the Global Burden of Disease Study 2017
https://www.thelancet.com/journals/lanpub/article/PIIS2468-2667(19)30019-2/fulltext

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