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予防・治療が可能な疾病や傷害による死亡率は女性より男性の方が高い 世界保健統計2019(WHO)

今月7日の「世界保健デー(World Health Day)」に合わせて世界保健機関 (WHO) は4日、「世界保健統計2019(The World Health Statistics 2019)」を公表した。

「世界保健統計2019(The World Health Statistics 2019)」
「世界保健統計2019(The World Health Statistics 2019)」

同統計によると裕福な国々においては全般的に女性が男性より長生きする一方、医療サービスが不十分な貧しい国においては男女間の平均寿命の差が狭まる傾向があることも明らかになった。欧米などの高所得国では女性の3,300人に1人の割合で発生する妊産婦死亡が、アフリカなどの低所得国においては41人に1人という高率で、低所得国の9割以上の国々では人口1,000人あたりの看護師・助産師の数が4人に満たないという。

また、男性は女性に比べ疾病・傷害の際に医療受診に至ることが少なく、予防や治療が可能な非感染性疾患や交通事故で死亡する確率が高い。男性は女性よりもHIV検査や抗HIV療法を受ける比率が低く、女性よりもエイズ関連疾患で死亡する可能性が高いことや、男性の結核患者は女性の結核患者に比べると治療を受ける比率が低いことも判明した。

そのほか、40種類に絞り込まれた主な死因のうち心臓疾患、肺がん、交通事故など33種類は女性よりも男性の平均寿命短縮により大きな影響を与え、2016年時点で30歳の男女が70歳以前に非感染性疾患により死亡する確率は女性より男性の方が44%高かったことも明らかになった。

また同統計によると2000年に66.5歳だった世界の平均寿命が2016年には72.0歳と16年間で5.5年長くなり、出生時の健康寿命も2000年の58.5歳から2016年の63.3歳に4.8年延伸した。

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