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人生100年時代。では各年齢の平均余命は?

安倍首相が「人生100年時代構想」を掲げて1年半あまり。今や「人生100年時代」というキャッチフレーズは新聞・書籍、テレビ・ラジオ、 ネットで目や耳にしない日はないほど定着した。

厚生労働省が昨年7月に公表した「平成29年簡易生命表」によると、2017年(平成29年)の男性の平均寿命は81.09歳、女性は87.26歳。

主な年齢の平均余命(厚生労働省『平成29年簡易生命表』よりAging Style編集部作成)
主な年齢の平均余命(厚生労働省『平成29年簡易生命表』よりAging Style編集部作成)

意外と知られていないことだが、「平均寿命」というのは実際に亡くなった人の年齢を集計して算出する平均値ではなく、その年の死亡率が以後も変わらないと仮定した場合にその年に生まれた子どもがその先何年生きるのかを推計したもの。つまり一般的に報道される「平均寿命」はその年に生まれたゼロ歳児の「平均余命」で、前述の男性81.09歳、女性87.26歳というのは「2017年に生まれたゼロ歳児が平均的に生きられるであろう年数」となる。

では、2017年に100歳だった人の平均余命はというと、男性は1.8年、女性は2.37年。つまり平均寿命に置き換えるとそれぞれ101.8歳と102.37歳だったことになる。(画像では100歳まで5歳刻みで各々の平均余命とそれを存命者の平均寿命に換算した年齢を記載)

参考までに、2017年に100歳だった人の25年前の平均余命、つまり1992年に75歳だった人についてその当時算出された平均余命は男性が9.61歳で女性が12.28歳。すなわち存命者の平均寿命に換算すると84.61歳と87.28歳だった。さらに40歳だった1957年までさかのぼった場合は同様に男性が70.04歳、女性が73.39歳となった。

また近年QOL(Quality Of Life 生活の質)やアンチエイジングの観点から重視される「健康寿命」は、2016年時点で男性が72.14歳、女性が74.79歳。2017年の平均寿命と比べると、男性は8.95歳、女性は12.47歳の差がある。人生100年時代においては、老後の人生設計でこのような統計も参考にすることがより重要になるだろう。

医師・専門家が監修「Aging Style」

平成29年簡易生命表の概況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life17/index.html
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