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6月はリウマチ月間です。

天気が悪いと関節が痛むことはないだろうか。
雨の多い時期には気圧の低下や湿度の上昇により、関節リウマチをはじめとする関節炎の症状が悪化しやすい。これを受け日本リウマチ財団は1989年に、梅雨の時期に合わせ6月1日からの1ヶ月間を「リウマチ月間」として制定。毎年この期間はリウマチ性疾患の正しい知識の普及と疾患征圧の推進のための啓発活動を行っている。

「リウマチ患者さんのQ&A」(日本リウマチ財団)
「リウマチ患者さんのQ&A」(日本リウマチ財団)

リウマチは免疫機能の異常により抗体が自分自身の正常な細胞を攻撃して炎症をおこす炎症性自己免疫疾患。関節や関節周囲の骨、筋肉などに痛みや腫れ、こわばりが起こる。
発症が最も多いのは30~50歳代。男女比は1対4で女性に多くみられるが、詳しい原因はわかっておらず、遺伝やウイルスの感染、喫煙、出産など複数の要因が重なって起こると考えられている。

最も多い症状はこわばり。朝起きると関節がこわばっていてテレビなどのリモコンが押しづらいなど、細かい作業が困難になる。また、手や足の関節が左右対称的に腫れたり痛みや熱を持つ場合もある。起床してしばらく経つとだんだん収まってくるが、治療を受けずに放置すると、関節が徐々に破壊され、日常生活に支障をきたしかねない。
かつては不治の病ともいわれていたが、この20年ほどで骨および軟骨の破壊をおさえる薬が相次いで導入され、治療目標が「痛みを抑えること」から「寛解導入と維持」へと変化した。

「寛解」とは、病気の症状がほぼ消失しコントロールできる状態のこと。
リウマチの国内患者数は70~80万人と決して少なくはない。QOL(生活の質)を良好に保つためにも早期の治療が重要だ。少しでも関節に違和感がある場合には、早めに専門医を受診してみよう。

●日本リウマチ財団
http://www.rheuma-net.or.jp/

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