文字サイズ
標準
大きく

誰がために鐘は鳴る 医師のため、患者のため、社会のため...

「やりがい」を感じられること

このような例は枚挙にいとまがないが、もちろん、海外に良い制度があるなら日本に輸入すれば良いという単純な話ではない。正しいはずのインターン制度は悪しき制度として運用され50年前に廃止された。

医学や医療の制度はハロウィンやクリスマスのように表層的な輸入や模倣で機能させられるようなものではない。国民皆保険制度だけでなく社会保険制度全般や社会全体がさまざまな危機に直面している時だからこそ根本的な「上流」や「地盤」から改革を進める必要はある。だが、近年の例でも企業が外国人技能実習生を「安い労働力」として活用するという当然の結果を招くような制度改革を行う政府に医療や医師教育の抜本的な改善に取り組むことはできるのだろうか。

医師の「働き方改革」であれ「働かせ方改革」であれ、研修医をはじめとする医師たちが何よりも「やりがい」を実感できるような制度や環境に変えていくという意識で政治や行政、医療機関や学会、教育機関、一般市民がそれぞれの役割や関わりの中で取り組むことが結果的に医師だけでなく患者をはじめとする一般市民や社会全体のためになるはずだ。

[執筆/編集長 塩谷信幸 北里大学名誉教授、DAA(アンチエイジング医師団)代表]

医師・専門家が監修「Aging Style」

この記事の監修・執筆医師

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

「バリウム検査」は何のため?

2019年4月現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事