文字サイズ
標準
大きく

「身の丈」気にせず、健康長寿で行こう!

先週、経産大臣が香典問題で辞任したと思ったら今週は法務大臣が妻の選挙違反疑惑で辞任。安倍再改造内閣は2ヶ月前の「過去最低のポンコツ内閣」という前評判に恥じないお粗末ぶりだ。

相次ぐ大臣辞任報道のお陰で、大学受験への英語民間試験導入を巡り萩生田文科大臣が放った「身の丈に合った」失言問題がかすむと思いきや、その後、来年度からの導入の延期が発表されたことで先の大臣辞任劇以上の騒ぎになっている。

いったいどれだけの受験生が迷惑や影響を被ることになるのだろうか。

教育機会の公平性と教育格差

萩生田大臣は失言の際、公費負担の制度内で生じる経済的・地理的な格差について問いただす記者に対して、「あいつ予備校通っていてズルいよな」という私費負担の例を引き合いに出した。仮にこれが私費負担の領域も含めた話だったとすれば、教育格差や不公平感が生じることもやむを得ない。

だが、記者の質問の趣旨は違った。それに対し、教育機会の公平性を念頭に回答すべき担当大臣が公費負担の制度と私費負担による格差の話を同列に論じたことには開いた口がふさがらない。僕が関わる医療分野に例えるなら、厚労大臣が自由診療においては当然のことながら生じるような医療格差を、公的な保険診療においても容認・助長するような話だ。

とはいえ、現実問題としては、今の日本社会ではさまざまな分野で世帯間格差だけでなく地域間格差や世代間格差が広がっている。

続きを読む格差の悪循環
1 2 3

この記事の監修・執筆医師

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

「バリウム検査」は何のため?

2019年4月現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事