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初の「ゲーム依存」全国調査、診療体制確立へ向けた道のりは...

「ゲーム障害」とは

「ゲーム障害」とは、日常生活よりもゲームを優先してしまう依存症。2022年から全世界で使われるWHOの「国際疾病分類(ICD)」の最新版、通称「ICD-11」で治療が必要な病気として認定された。WHOが策定したゲーム障害の主な診断基準は以下の通りまだ概要的なもので、具体的な診断基準や有効な治療ガイドラインの確立に向け、各国の医療機関などで研究が進められている。

・ゲームをする時間や頻度などを自分で制御できない
・日常生活において他の何よりもゲームを優先させる
・日常生活に問題が生じてもなおゲームを続ける
・上記3つの条件に当てはまる状態が12ヶ月以上続き、
 社会生活に重大な支障が出ている

依存症対策全国センター
依存症対策全国センター

WHOは依存症を「精神に作用する化学物質の摂取や、快感・高揚感を伴う行為を繰り返し行った結果、さらに刺激を求める抑えがたい渇望が起こり、その刺激を追求する行為が第一優先となり、刺激がないと精神的・身体的に不快な症状を引き起こす状態」と定義している。アルコールや薬物、ギャンブルなど、個々の依存症には固有の要素や症状があるものの、依存症の本質はこの定義に集約される。

依存症対策全国センターのウェブサイトには、今回の調査に関する情報を除くとまだゲーム依存症の情報は掲載されていないが、アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症などへの対応や対策に関して、一般向けの具体的な情報発信を行っている。

医師・専門家が監修「Aging Style」

【参考】

●依存症対策全国センター
 https://www.ncasa-japan.jp/

「ゲーム行動等実態調査の概要」
 https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document15.pdf
「ネット・ゲーム使用と生活習慣に関するアンケート調査票」
 https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document16.pdf
「ネット・ゲーム使用と生活習慣に関するアンケート調査結果」
 https://www.ncasa-japan.jp/pdf/document17.pdf

●厚生労働省:「依存症の理解を深めるための普及啓発事業」特設サイト
 https://www.izonsho.jp/

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