文字サイズ
標準
大きく

インフルエンザ流行拡大続く 「定点当たり報告数」とは?

インフルエンザの流行拡大が続いている。
厚生労働省は27日、2019年第51週(12月16日~12月22日)のインフルエンザの発生状況を公表した。

インフルエンザ: 定点当たり報告数(2009年~比較)
インフルエンザ: 定点当たり報告数(2009年~比較)

この1週間に全国の定点医療機関を受診したインフルエンザ患者の報告数は10.5万人。前週比較で約2.8万人の増加だ。厚労省は定点以外を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると約76.2万人、前週の推計値からは23万人ほどの増加だとしており、12月は右肩上がりの状況が続いている。前週に15.62だった定点当たり報告数(定点医療機関当たりの患者数)は21.22まで増加した。

インフルエンザの流行時期は年によって異なるが、新型インフルエンザにより記録的な流行年となった2009年の場合、12月には減少に転じており、第51週には今シーズンとほぼ同水準まで下がっていた。例年は年が明けても流行拡大が続くことも多いため、今シーズンはまだまだ注意が必要だ。

「定点当たり報告数」とは?

インフルエンザをはじめとする感染症の報道でよく使われるのが「定点当たり報告数」。

医療機関による感染症の報告には、感染症法によりすべての医療機関に報告が義務付けられている「全数把握」対象の疾患と、指定届出機関(定点医療機関)のみが報告する「定点把握」対象の疾患があり、インフルエンザはその後者にあたる。

「定点当たり報告数」とは、全国で約5000ある定点医療機関からの報告数を定点数で割った値。つまり1医療機関当たりの平均報告数のことだ。都道府県など地域別の比較や時系列の推移など、全国的な流行状況を把握する指標として使われている。

医師・専門家が監修「Aging Style」

【参考】
厚生労働省:「令和元年度 今冬のインフルエンザ総合対策について」
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/influenza/index.html
国立感染症研究所: 感染症発生動向調査 週報(IDWR)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/idwr.html

注目情報

有益で確かな情報をお届けするという編集方針です。

「バリウム検査」は何のため?

2019年4月現在、50名の医師や専門家が「Aging Style」に参加しています!

おすすめ記事