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2020年は「看護師と助産師の年」 健康長寿大国の一端は...

今年2020年は「看護師と助産師の年」(Year of the Nurse and the Midwife 2020)。

「白衣の天使」の語源としても知られるイギリス人看護師、フローレンス・ナイチンゲール生誕200周年となる2020年を記念し、2019年5月開催の世界保健機関(WHO)年次総会で制定された。

"Year of the Nurse and the Midwife 2020"

2015年9月の国連総会で定められた「持続可能な開発目標(SDGs)」には、全世界の人が適切な保健医療を受けられる状態である「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」が2030年までの達成目標の一つとして盛り込まれている。WHOによれば、その目標の達成と維持のためには医療従事者をあと1800万人増やす必要があり、その半数、約900万人は看護師や助産師、保健師などのいわゆる看護職だ。特に、死産を含む母子の死亡の80%以上は適切な助産により回避できるとして、WHOは国際助産師連盟(ICM)や国際看護師協会(ICN)、各国の関係団体などとともに展開する活動への賛同や協力を呼びかけている。

折しも国連児童基金(ユニセフ)は1日、全世界で同日(2020年1月1日)に生まれる新生児の推定数は約39万2千人と発表した。うち1位のインドは約6万7千人、2位の中国は4万6千人、3位のナイジェリアは2万6千人。これに、いずれも1万人台のパキスタン、インドネシア、アメリカが続き、約2500人の日本は全体の約0.6%を占めるにとどまった。

そのユニセフが2018年2月に公表した世界各国の新生児死亡統計では、1千人当たりの死亡数が0.9人という日本が「赤ちゃんが最も安全に生まれる国」になる一方で、全世界では毎年約260万人の新生児が生後1ヶ月以内に死亡し、うち約100万人は生まれたその日に死亡していることが明らかになった。

医療現場の「縁の下の力持ち」である看護職。赤ちゃんが安全に生まれ、健康長寿が当たり前になった日本の医療において、日本人が思う以上に大きな一端を担ってきたと言えるかもしれない。

医師・専門家が監修「Aging Style」

【参考】

WHO: Year of the Nurse and the Midwife 2020
https://www.who.int/campaigns/year-of-the-nurse-and-the-midwife-2020

UNICEF: New Year's babies: Over 392,000 children will be born worldwide on New Year's Day
https://www.unicef.org/press-releases/new-years-babies-over-392000-children-will-be-born-worldwide-new-years-day

UNICEF: World is failing newborn babies, says UNICEF
https://www.unicef.org/media/media_102677.html

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